六一児童節

端午節三連休の一日前、5月30日に幼稚園で児童節の催しがありました。
その名も「陽光小天使芸術週」


ユキのクラス、中二班の演目は「三只熊」（三匹の熊）という音楽劇？

去年もそうでしたが、保護者への通知は一切なし。
（中国では運動会や学芸会に保護者を呼んで一緒に楽しむ、ということはあまりない。）
でも子供たちはこの日のために一か月以上前から色々準備をしてきたし、
ユキも「絶対見に来てほしい！」と言うので、何も知らないフリして図々しく会場に入ったガイジン保護者。


教室での準備の様子


女の子はもちろん、男の子も全員お化粧！



去年は会場に入ろうとしても、子供達だけで既にいっぱいで親は立ち見すらできなかったのに、
今年は会場にまだ相当余裕がある！
不思議に思って聞いてみると、今年は全クラスを２つに分けて、入れ替えの２部構成にしたとのこと。
しかも後ろの方にはご丁寧にも椅子が並べられ、ミネラルウォーターまで配られている！

…しかし、それならなぜ保護者を呼んでくれないんだろう？
という疑問は、すぐに解けた。


小班（年少組）のダンス発表


突然愛国童謡「我愛中国家」が流れ出して


年長組の子供が挨拶の言葉
そして舞台に現れたのは


市政府のエライ方々
どうやら幼稚園に寄付があったらしい。



市政府のエライ方々、総勢約20名。
会場に並べられた椅子とミネラルウォーターは、保護者のためじゃなく、市政府のエライ方々のためでした。
しかし皆で記念撮影した後、エライ方々は舞台を見ることも、椅子に座ることもなく、
園長と共にそそくさと帰っていかれたのでした。

そして何事もなかったかのように舞台は進み、


年長組は「裸の王様」
劇中のダンスは、なぜかマイケルジャクソン！

数分前に愛国童謡を歌っていたというのに、このギャップ…。

ユキの中二班は、トリでした！


劇中ダンス

劇と言ってもセリフは全部どこかで録音されたプロの朗読で、舞台の子供たちは口パク。
ユキは役がなくて踊るだけでしたが、背が高くて目立つせいか、はたまた少しでもバレエの成果を見込まれたのか、
舞台中央で踊ってました。




親バカ写真でスミマセン…。


クラス皆で記念撮影



幼稚園ではこの一か月、各クラスに2人ずつ大学生の実習生が来ていて、
この催しのために一生懸命頑張ってくれました。
子供達も実習生の先生に懐いている様子。
実習生の先生とはあと数日でお別れなので、子供達にとっても実習生の先生にとっても良い思い出になったと思います。


大班（年長組）のポスター
年長組の子供たちにとっては6月末で卒園なので、幼稚園最後の大きなイベントになります。

せっかく2部構成にしたのだから、保護者も呼んでくれればいいのに、と思いつつ、
何も言われないのを良いことに、会場のすみっこで見られて良かった♪とこっそり笑う、ガイジン母なのでした。