「自然派アイヌの人たちと 植物たち(4)」
アイヌの人たちと野の植物とは深いかかわりがあります。自然の中でアイヌは生活していました。
★ このブログではアイヌ語の詰まる音を表現できません。
(41)コオホネ
カバト
汁の実や小さく刻んでアハ、キトなどに油を少したらし煮て食べる。あく抜きが必要。
(42)オオウバユリ
トウレプ(溶け・させる・もの)
ウバユリの根からでんぷん粉を取る。
オオウバユリの実 新芽の出た時期の根からでんぷんを取ります。
横置きの写真となりました。
(43)ハルニレ
チキサニ(我ら・こする・木)
ハルニレの木を揉(も)んで火を起こした。
(44)オヒョウ
アツニ(樹皮・木)
アツシを織る繊維とした。
(45)シナノキ
ニペシニ(木・もぎ取った裂片・木)
屋根を葺くときに使う紐をつくるものとして使用した。
(46)イチイ(オンコ)
ラルマニ
弓作りに使用、実は健康に良いといわれ、肺や心臓によく効くといわれた。
(47)ケヤマハンノキ
ケネ(血の・木)
赤い染料に使われた。
(48)オニグルミ
ネシコ
染料として使用した。実は食した。
(49)カツラ
ランコ
加工しやすい材なので、日常の生活用具に使用した。樹皮はタンニンを多く含まれるので、染料として使用した。
(50)ヤチダモ
ピン二(傷・木)
丸木舟を作った。運搬用具、生活に欠かせない材であった。