雪降る街 カムイラピットの楽園 こな雪 ぼた雪 あられ雪

けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

時計台は 今

2014-03-31 21:55:01 | 観光

旅は何か印象深いものがあればその街が好きになるものです。

 

そこで、札幌の魅力とは何か考えてみましょう。ところが札幌にはこれと言って見栄えするものがありません(?)。このように言うと多くの人からおしかりを受けるかも知れません。何も無いのが魅力なのかもしれません。ゆったりした景観(空間)が札幌の魅力と言えるかもしれませんね。札幌駅に降り立った観光客は何を思い浮かべ何を求めて行動するでしょうか。

昨年4月、四国高知市に立ち寄りました。まずは高知城を観光してさあて次はどうしょうしようかと考えた時に、頭に浮かんだのは「はりまや橋」を見ておかなくてはいけない」という気持でした。「はりまや橋」と言えば、日本三大がっかり風景の一つに数えられている地です。まずは行って見ることにしました。カムイラビットが訪れたのはこれで3度目ですでに見ているのですが、それでも又訪れました。ラビ妻と息子には見せなくてはならないと思ったからでした。

札幌も同じで、札幌時計台も三大がっかりの地の一つで、それでも札幌に訪れたら必ず訪れる建物になっています。札幌の自分の思う観光をした後に、時計台にも必ず寄る事でしょう。ある記事には羊ヶ丘の展望の地のようなところに時計台が建てられていたらさぞふさわしい景色になっていただろうにと記されていました。しかし、時計台の魅力は札幌開発の歴史的建造物という価値があり、現在位置に建てられているのが時計台の価値というものです。

 

ただ難点は高層ビルの谷間にあり景観的にはすぐれない事なのです、これがまた面白いではないですか「高層ビルの中に小さく見える時計台なんて話題性に富んでいる」と言えましょう。「時計台は日本三大がっかりの一つ」というのも観光客を引き付ける要因となっているといえましょう。

「恋の街さっぽろ」という石原裕次郎の歌がありますが、札幌を歌う時、時計台が出てこないと歌にならなかったりします。多くの人が「終(つい)の棲家」を考える時に思い浮かべる地は札幌を思い描き、そしてその頭の中に時計台を思い描くのです。

そして「時計台は 今」 この4月の季節、観光客は訪れているのでしょうか。30日に時計台の前を通りました。写真でこの季節の時計台をお見せします。残念ながら観光客は少ししか見られませんでした。