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けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

「神の子池」 オホーツク管内清里町の秘蔵の憩い地

2014-03-04 09:21:01 | 観光
「神の子池の魅力」
摩周湖から地下水となり「メム」(泉池)が出来ました それはまさに「神秘の池」の「神の子池」です。
 
NHKテレビで神の子池を紹介 雪をこいで山の中の神の子池に

コンコンと湧き出る泉の池、オホーツク管内の清里町自慢の「神の子池」は、それはまさに「神秘の池」です。
カムイラピットは機会があって清里町に3年間住みました。当時はまだ自家用車を持たなかったので、行動範囲は広くありませんでしたが、それでも機会あって2度「神の子池」に行く事が出来ました。清里町の山側の「緑」と云う集落から更に峠に向って車を進めます。
「神の子池」とはよく考えられた名と言えましょう。「神様がお産みになられた池」とでも言うのでしょう。清里町から標津町に向う国道の峠の手前から、右手、横に入る沢ぞい道にそって進むと、コンコンと泉が出る「神の子池」に着きます。

神の子池の中の一番大きな池の中を見ると水面下で砂が浮き上がっています。そこが泉の出てくる口で、結構な水量の噴き出しで砂が動くのです。摩周湖から流れ出る川はありませんが、摩周湖の湖面はいつも一定しています。話では摩周湖の水が地下水となって神の子池で噴きすのだと言いす。水は透明で、池の底まで透き通って見えます。
  
神の子池の冬 冬でもこんこんと泉がわき出ています

湧水なので水温は低く魚は育たないのかもしれないと目を凝らし見ていると、数匹の魚が泳いで居るのです。地下水の冷たい水のせいでまったくの小型です。
池には倒れた木が沈んだまま朽ちずに残っています。
池は他に小さなのものが何個かあって、それぞれ湧水しています。それらの水が少し下で一つの川になって流れ出しています。摩周湖の地下水なので、雑菌はないように思いますが、水質検査がなされていないためなのか「飲めるとも飲めない」との案内板もありません。


今の世の中、すべてに用心がされていて、カムイラビットもこの水には口を付けられませんでした。火山に関係する水は毒性の物もあり飲めない水もあるからなのです。

摩周・神の子池へスキー遠足 清里町の粋な行事。

清里町の年間の行事に「裏摩周・神の子池を巡る歩くスキー」の行事があります。カムイラピットはこの年すでに転勤が決まっていましたが、この行事に関心があり、引越し準備で忙しい中でしたが参加させていただきました。
その日は、晴天の日で裏摩周からの摩周湖の景色、そして斜里岳を望む景色は最高でした。町が用意したジンギスカンを囲み食事をし一時を過ごしたあと、高圧送電線の下(森林が伐採されており)の道をくだり、神の子池までスキーで滑降、神の子池にたどり着きます。
その時の「冬の神の子池」も魅力的で、ヤッケのポケットに忍ばせておいたポケットカメラで撮影した写真は北海道教職員美術展の写真展に入選したのでした。このように雪の中の神の子池も魅力的風景にもなるのです。

神の子池の近くにはエゾ鹿が多くいるようで、深い雪原をラッセルしたU字型の鹿の歩った道が見られ、面白く印象深く残っています。
 
写真は帯広市の六花亭の入口の蝦夷鹿像。 神の子池とは関係ありません。神の子池の写真は当時デジカメでなかったので写真はありません。
 
清里町主催の「摩周・神の子池歩くスキー」の催しはなかなか粋(いき)な行事であると思います。もう25年前も話なので、今でも行っているのであろうかと思い返しております。

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