雪降る街 カムイラピットの楽園 こな雪 ぼた雪 あられ雪

けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

雪をエネルギーに!

2012-11-08 21:14:35 | 自然
 あら紅葉 雪虫飛んで 雪真近か
 この句は季語が重複して俳句の体裁になっていませんが、次第に雪の季節が真近に来ていることが分かります。
確実に毎日少しずつ寒くなっています。人との話題も冬の雪の話になる事もあります。害を及ぼす雪も、利用の仕方では多くのエネルギーになっている姿を見る事が出来る様になりました。。
降り積もった雪を夏まで保存して置き、冷房や冷蔵のエネルギーとして活用するのです。のぐちいさむの造形で有名な札幌モエレ沼公園にある「ガラスのピラミッド」(施設)は、夏の部屋の温度を適温に保っているのも、電気を使わず冬に降った雪を保存して置き、冷房のエネルギーとして使用しています。雪を保存する場所が必要ですが、電気エネルギーの節約になっています。この施設の見学をしたことがあり、なるほどと感心したことがあります。
また、赤井川町のジャガイモ保存施設でも雪による冷却保存して、充分に完熟したジャガイモを出荷していました。結構な施設建設の費用がかかっていましたが、国からの援助をえて施設が造られたとのことでした。長く保存されたイモは高い値で販売出来ると言います。
まだ見学はしていませんが、美唄市の米穀雪零温貯蔵施設「雪蔵工房」は玄米約6,000tを貯蔵する施設として国内最大と云い、有名です。
北海道は雪エネルギーの利用の先進地で、道内には68カ所(平成24年3月現在)の施設があり、全国に先んじています。全国には144カ所があります。「雪氷エネルギー」は北海道の気候風土を活かす仕組みとして今後注目されてきています。