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けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

冬到来の使者「雪虫」 例年より2週間ほども遅く

2012-11-01 17:33:34 | 自然
「雪虫」の大量発生が見られる季節になると、まもなく雪が降りだす季節になります。雪虫大量発生は例年より2週間ほどずれています。今日は11月1日となりますが、何匹かの雪虫しか見ておりません。秋の到来が遅れているようです。
昨日から我が家では石油ストーブに火を入れましたのが、10日ほどの大気の温度が違う様に思われます。雪虫(自然)も自分も同じなのだと思うほどです。
雪虫大量発生が11月上旬にずれ込んだのは、厳しい暑さが9月に続いた事によるものだと言われています。本当に9上旬は連日30度を越して暑かったですものね。雪虫の生態にも影響しているのです。
ここで、「雪虫」のことについて説明しておきましょう。
雪虫の名の由来は羽の付け根が白く、数多く飛び出すと雪が舞うように見えることから付けられています。大量発生は、雪が降る季節到来のサインと言われています。
雪虫は、アブラムシの一種で、トドノネオオワタムシやケヤキフシアブラムシの通称です。代表的なトドノネオオタワムシは、夏はトドマツの根に生息。気温が下がる10月になると羽を持つ世代が生まれ、子供を産むために空中を飛んでヤチダモに移動するのです。
夕張市の紅葉公園近くの滝の名所に紅葉狩りに出向いた際、紅葉を愛でながら雪虫の舞に秋を感じた事がありますが、紅葉の季節と雪虫の発生とは深くかかわっています。例年より紅葉が10日ほども遅く、ようやく雪虫も現れました。まだ大量の雪虫を見ていません。これから急に雪虫が大量発生してくることでしょう。(道新24.10.31参考)