北海道の地名の大半は「アイヌ語」に起源を持っています。
多くのアイヌ語の中でも、「オ」の付く地名に注目して見て下さい。例えば興部(「オコッペ」)、雄武(「オウム」)、札幌市の平岸の精進川(しょうじん川)の語源の「オソウシ」、長流川(「オサル」川)などで考えて見ましょう。
「オ」は「川尻」(かわじり)のことで、川の最も下流という意味のアイヌ語です。「オ」の意味を理解しておくといろいろ応用できます。
オホーツク管内の興部町は「川尻がお互いにくっついている川」(川尻・結婚=合わさって している)から名付けられた町名です。町に流れる二つの川は離れてはいますが、海岸近くで沿岸潮流で昔はくっついていたのです。
また、同じ管内の雄武(おうむ)町は、オー・ムで「川尻が・塞がる(川)」である事から名づいた地名です。雄武川は「春には沿岸潮流で砂州が川の口を塞さぐ現象の見られた川」(むかし)をよんだアイヌ語から町の名が付けられました。
今日(7月8日)は、カムイラビットが所属している「アイヌ語地名研究会」で、野外巡検を行ないましたが、巡検地の「精進川」には「滝」(ソー)があり、その滝がアイヌ語の「ソー」で、精進川の地名の起源となりました。
河岸段丘の方から流れ出た川が豊平川に流れ出る場所に、精進川の下流に滝(ソー)が(むかし)あったことにより、その場所を「オソウシ」と呼んでいたのです。その後漢字に地名を置き換える時代になり「オソウシ」がなまりになまって「オ」が省略され精進になったのでした。
もうひとつの伊達市の北湯沢温泉郷を流れる「長流(オサル)川」ですが、川尻(オ=下流)にサル(芦原)がある場所に名付けられた地名となります。
この様に「オ」の意味を持つアイヌ語を理解しておくと、アイヌ語地名の一つの理解に役立ちます。
多くのアイヌ語の中でも、「オ」の付く地名に注目して見て下さい。例えば興部(「オコッペ」)、雄武(「オウム」)、札幌市の平岸の精進川(しょうじん川)の語源の「オソウシ」、長流川(「オサル」川)などで考えて見ましょう。
「オ」は「川尻」(かわじり)のことで、川の最も下流という意味のアイヌ語です。「オ」の意味を理解しておくといろいろ応用できます。
オホーツク管内の興部町は「川尻がお互いにくっついている川」(川尻・結婚=合わさって している)から名付けられた町名です。町に流れる二つの川は離れてはいますが、海岸近くで沿岸潮流で昔はくっついていたのです。
また、同じ管内の雄武(おうむ)町は、オー・ムで「川尻が・塞がる(川)」である事から名づいた地名です。雄武川は「春には沿岸潮流で砂州が川の口を塞さぐ現象の見られた川」(むかし)をよんだアイヌ語から町の名が付けられました。
今日(7月8日)は、カムイラビットが所属している「アイヌ語地名研究会」で、野外巡検を行ないましたが、巡検地の「精進川」には「滝」(ソー)があり、その滝がアイヌ語の「ソー」で、精進川の地名の起源となりました。
河岸段丘の方から流れ出た川が豊平川に流れ出る場所に、精進川の下流に滝(ソー)が(むかし)あったことにより、その場所を「オソウシ」と呼んでいたのです。その後漢字に地名を置き換える時代になり「オソウシ」がなまりになまって「オ」が省略され精進になったのでした。
もうひとつの伊達市の北湯沢温泉郷を流れる「長流(オサル)川」ですが、川尻(オ=下流)にサル(芦原)がある場所に名付けられた地名となります。
この様に「オ」の意味を持つアイヌ語を理解しておくと、アイヌ語地名の一つの理解に役立ちます。