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けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

重宝出来る 山菜の「シャク」 

2012-07-22 13:08:55 | 草花
カムイラビットの親友の奥さんに、子供思いの人が居ます。子供思いはどの人も皆同じで当然と言えば当然ですが、それが次の様なのです。
友人の奥さんは広い畑を持っています。奥さんから野草のことについていろいろ聞かれます。「これは食べられる野草です」と話すと「将来食べ物が困った時、子供の為に植えておきます」というのです。食に困れば何のことはない野山に採取に出向けばよいのですが、自生している場所がわからな無いので、今の内から庭に植えで置こうという事の様です。
「シャク」はセリ科の植物で、背丈が大きくなり白い幾つもの花を付けますが、はる新芽の時はまったく別人です。
春は早くから芽が出ると食べられます。フクジュソウの葉の姿とよく似ていますが、もちろんフクジュソウの葉は食べられません。シャクは茎を折って見ると、食べられそうな甘いセリの匂いがします。
よく、防風林の下草として生えているのを見ます。湿地が好みの植物です。コゴミやミツバやヨブスマソウ(ボウナ)が山菜として食べられる季節にシャクも採取して食べます。オヒタシやあえものなどで食べます。あまりクセはありません。
私も長い間「シャク」という植物についてその存在を知りませんでした。山菜の本には「シャクを庭に植えておくと摘み取る先から次々と葉が出てきて、野菜の代用として便利です」と書いてある文章があり、関心のある植物でした。道央に住んでその存在を確認出来ました。
食べられる山菜については他の人に先んじているカムイラピットは春は特に楽しい季節です。今はもう夏ですので、シャクの季節は終わりです。