雪降る街 カムイラピットの楽園 こな雪 ぼた雪 あられ雪

けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

春は独活とギョウジャニンニク

2012-05-19 00:11:44 | 
北海道は山菜の宝庫です。この季節(春は)山菜がいろいろ採れますので食卓も潤います。
野菜の代わりになりますので家計も助かります。
「独活」はウドのこと、「ギョウジャニンニク」はアイヌネギの事です。
カムイラピットも若い時は、山菜についての知識は深くありませんでした。アイヌネギは食べれると聞いていたけれども、野山に入って見つけても採って食べる勇気はありませんでした。「これはアイヌネギと言って食べれるんですよ」と人に説明するだけでした。
「ウド」は幼い時から家で食べさせられました。しかし、ある本で独活と言う漢字を見てどう読んでよいのかわかりませんでした。ウドは独特の灰汁のある味ですが、多くの人に好まれています。春山菜の王者です。店に出ている物ではハウスで育てられているものが多く味は今一で、野山から採ってきたものにはかないません。酢味噌和え、新芽の部分のテンプラ、硬めの茎の部分はキンピラにします。どれもが最高(絶品)です。
「アイヌネギ」はこのごろ春も早めからスーパーに並んでいますが、これもハウスで栽培されたものが多いようです。それも「ヒトビロ」の名で売られています。カムイラビットはヒトビロの言い方が気になります。実はもともとの言い方はヒトビロではなく、「キトビロ」だからなのです。もちろんアイヌ語ですから本来の呼び方がよいのですが、ヒトビロがどうしてか市民権をえてしまっています。
道内に「喜登牛」などの地名がありますが、キト(アイヌネギ)のウシ(多くあるところ)なのです。