雪降る街 カムイラピットの楽園 こな雪 ぼた雪 あられ雪

けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

コゴミ ヤチブキ 春の恵み春一番

2012-05-09 18:29:55 | 山野草
「コゴミ」は大半の人が知っています。「ゼンマイの様に頭がくるくるまわっているのでしょう」という。正解です。
二つは似ていますが、コゴミとゼンマイの料理の仕方はしょうしょう違いますが。
それにもまして、「ヤチブキ」は意外に知られていません。「ヤチブキを食べますか」と言うと「食べた事がないので食べません」という人が多くいます。
カムイラピットは、今年はもうすでにコゴミ・ヤチブキとも採取してきて、食卓にのせました。
「コゴミ」はちょつとした林の中の湿地に生えています。もう10日前になるでしょうか、始めて新しい生育地を見つけ人におすそ分けするほど採ることができました。
胡麻あえ、酢味噌あえに良く、何日か続けて食べていると、とうとう飽きてしまいました。例年は少量の採取しかなかったので貴重品でしたのですが。
ところで、世の中に「酢」を嫌いな人がいるんですね。酢は健康に良いと言われているのに驚きです。その人の言い分では、「酢は嫌いですが、食べなくても病気しないでここまで(77歳)きています。」といいます。
「ヤチブキ」の話しですが、今年は5月8日(火)に採りに行きました。昨年は割合近い所に生育地を見つけましたが、今年は「青山ダム」(当別町)の完成により、昨年の採取地は水面下になってしまい、昨年行っていた所よりまだまだ遠い地にヤチブキを取りに出向かざるをえなくなりました。ダム完成で、多くの土地が埋没してしまっていました。
ヤチブキのあったところは、まだ回りは雪が解けていず、一部解けた場所に黄色の花を付けたヤチブキを見つけました。その姿はこの季節では誠に綺麗です。水バショウ、坐禅草なども咲いていて、春の日差しの中で気持ちよく時をすごしました。
ヤチブキは俗称で、「エゾノリュウキンカ」といい、花の姿が名の起源となっています。採取するとき、自分たちより先に来た人が、ヤチブキだからと茎のみ採取して行っている人がおり、もったいないなと思います。ヤチブキは茎や葉、花すべてをおひたしにして食します。苦味がありますが、鰹節をかけて醤油をたらしご飯に添えると最高です。何杯ものご飯が食べれます。
これからは、ウドも採れる季節となります。またの野山行きが楽しみです。