ソラノカケラ

趣味で風景・夜景・星景写真を撮っています。

今年1年の振り返り

2013-12-31 | 写真
今日で2013年も終わりです。

今年は子供が生まれたこともあり、あまり写真を撮りに行くこともできないと思って勝手にふてくされていることもありましたが、それは杞憂に終わり、振り返ってみると思った以上に沢山の被写体に出会うことができました。

気がつけば長野、北海道、名古屋、箱根と例年より旅行している始末。
生後半年を超えると少しずつ子供に個性が出てきて、自我も目覚めてきました。
自分の顔を見て喜んで抱きついてくるようになると、初めの頃のモヤモヤした気持ちが嘘のように晴れ渡りました。
今は本当に毎日が充実しています。

こんな気持ちが長く続いていけばいいなと、本当にそう思います。
そして来年はどんな被写体に出会えるか、今から楽しみです。

そうそう、今年撮影した写真で1枚だけ選ぶとしたら、自分はこれでしょうか。

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西湖で撮影した天の川と逆さ富士。
この日は全ての条件が重なって、自分の中では狙い通りのほぼパーフェクトな写真となりました。
もう西湖でこれ以上の写真は撮れないと思います。
なんて言ってもまた来年も行くんでしょうけどね^^;

今年1年本当にお世話になりました。
それでは皆様、良いお年を♪



川崎工場夜景

2013-12-25 | 写真
ふたご座流星群の撮影前、会社の人たちと川崎の工場夜景巡りをしていました。

ここで撮影したのはもう3年くらい前になるでしょうか。
その時は特に有名な東燃ゼネラル石油と千鳥町の貨物ヤード前での撮影のみでしたが、今回は先輩に連れられて色々なスポットを巡ってきました。

その中の幾つかをご紹介します。


・夜光3

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埠頭から対岸の工場を一望できるスポットです。
巨大な石油タンク、轟音を立てながら吹き出す水蒸気、そしてフレアスタックの炎と見応えのある光景が広がります。


・水江町の東亜石油製油所

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水江町のエリーパワー前からフェンス越しにこの光景が広がっています。
以前は日立造船の建屋があったため見ることができなかったそうですが、現在は建屋が無くなり東亜石油製油所の精油プラントが眺められるようになりました。
望遠で切り取るとその造形美に惚れぼれします。


・扇橋

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橋の上から昭和電工の巨大プラント群を眺めることができます。
周りに明るい工場がないので一際目立ち、その四角い姿はまるでメカぬりかべのようでした。


・千鳥町貨物ヤード

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川崎の工場夜景で最も有名なスポットの1つがこの千鳥町の貨物ヤードです。
その姿はまるで軍艦のよう。
それでいてFF7の魔晄炉を彷彿とさせ、日常では考えられない近未来的な光景が広がっています。


・浮島町、東燃ゼネラル石油

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おそらくこれが最も有名なスポットではないでしょうか。
この時も何組かのカップルが見物に来ていました。
その姿は多くの人に鋼の要塞、不夜城等の名で比喩され、訪れる者の心を鷲掴みにします。


久しぶりの工場夜景でしたが終始楽しく撮影することができました。
広角良し、望遠良し、どこを切り取っても美しく煌めく工場の美しさと非日常的な光景に魅了されること間違いなしです。



ふたご座流星群2013

2013-12-17 | 写真
12/15の未明にふたご座流星群を撮りに精進湖まで行ってきました。

去年山中湖で撮影した時は氷点下12℃まで下がったのでそれくらいを覚悟して臨んだのですが、到着してみるとなんと氷点下1℃!
2週間前に西湖で撮影した時ですら氷点下5℃だったので、これはあまりにも肩透かしの暖かさでした^^;

現地には既に20台程度の車が止まっており、写真を撮ったり寝袋に入って寝転がってたりと、皆思い思いに流星群を楽しんでいました。

自分もさっそくカメラをスタンバイ。
今夜は西空に明るい月もありますし、ポラリエは使用せずひたすら固定撮影です。


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流星群ファーストショット。
風があり逆さ富士が映らなかったので、空をめいっぱい入れた構図が功を奏しました。


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今年は割と明るくゆっくり流れる流星が多かったような気がします。
流れるときは短時間にどんどん流れ、かと思いきや急に鎮まりかえったりとなかなか落ち着かない感じでした。


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富士山の真上にゲット!って気がついたら風がおさまってるし!
逆さ富士を入れそびれてちょっと残念。
すぐに構図を変えて撮影を再開しました。



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火球レベルをゲットするも端っこ過ぎ!
でもホント火球に限ってこのパターンが多いんですよね。。。


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それ以降は割とおとなしめでした。
う~ん火球をど真ん中に収めたかったなぁ。

そんな感じで、露光時間6~10秒あたりで約1000枚程撮影し、流星が写ったのはそのうちの20枚程度でした。
肉眼で確認できたのは50個程度。
まぁこれってそんなに悪くない数字ですよね。

安定のふたご座流星群、また来年に期待を込めて。


久しぶりのパノラマ台

2013-12-14 | 写真
前回の続きです。

西湖で星を撮っていたものの、少しずつオリオン座が傾いてきたので山中湖に移動することにしました。

しかし山中湖に近づくと視界ゼロの霧に包まれ、湖畔に到着するも辺りが全く見えない状況でした。
うーん前回に続き山中湖はガスってますなぁ。。この季節、山中湖はそういうもの??

ただ、せっかくここまで来たのでダメ元でパノラマ台まで登ってみることにしました。

するとビックリ、なんと霧が晴れてまた空一面の星に包まれました。
上から見て分かったのですが、見事に山中湖のところだけが雲海に包まれていたようです。

それではさっそく撮影再開。



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富士山に沈む冬のダイヤモンドと天の川です。
山中湖はすっかり雲海に隠れてしまっていて、まるで雲海の波際のようでした。

西湖といい、この日は本当に大気の状態が良かったです。
パノラマ台でかつてこれほどまでに星が見れたことはありませんでした。
本当に良い時に来ることができました^^


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真ん中に北極星を入れてみました。
左にカシオペア、右に北斗七星が見えますが、北斗七星の右下あたりにうっすらと緑色の星が。

この時は気づかなかったのですが、ちゃっかりラブジョイ彗星が写っていたようです。
せっかく月がなかったんだから望遠でしっかり撮れば良かったな~^^;



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なんとなく縦構図でも1枚。
さすが冬星座は同じ星空でも桁違いの賑やかさです。
もうちょっと下に振れば良かったですね。


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そして最後はFisheyeで。
冬のダイヤモンドに加えて、うっすらと天の川のアーチが架かりました。


もう西湖やパノラマ台ではこれ以上の星は撮れないんじゃないかと思うくらい、本当に星の綺麗な夜でした^^



西湖で聞いた星の旋律

2013-12-08 | 写真
11/30~12/1にかけて友人と共に再び山梨県に行ってきました。

前回は育樹祭記念公園と精進湖からでしたので、今回は場所を変えてまずは西湖からの撮影です。
この日は一晩中月明かりがなく、さらに晴天続きで大気の状態も良好、肉眼でもハッキリと冬の天の川を見ることができました。

撮影場所にはすでに先客が1名、カメラを3台並べてコンポジット撮影を行っているようでした。
挨拶を済ませて友人と共に撮影開始です。

それでは恒例のファーストショット。


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道路の街灯が派手に輝いてましたorz
さすがにどうすることもできず縦構図に切り替えます。


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富士山をギリギリ入れて冬のダイヤモンドを。
しかし14mmで撮るとさすがに伸びますねぇ。ダイヤモンドの形がちょっと不自然です。

でもせっかくの無風なので。。。


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やはり西湖で撮るならこれですよね。
さすがの無風、湖面にも沢山の星が輝いていて本当に綺麗でした。

これまで西湖を訪れた中でも1,2を争う天候の良さで、タイトルにも書いた通り、まるで富士をバックに星の旋律が聞こえてくるかのようでした。
冬の天の川が肉眼でここまで綺麗に見れたことはなく、本当に来た甲斐がありました。


本気撮りはこれでだいぶ満足してしまったので、以後は適当に何枚か遊んでみました。


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超久しぶりのFisheyeです。
ニコンの超広角を手に入れて以来タンスの肥やしになってましたけど、たまに持ち出すと面白いですね。
しかし随分と色ムラが目立ってしまいましたけど、南西の方角ってこんなでしたっけ。。
構図を変えるだけでこんなにも変わるものなんですねぇ。


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続いては100mmマクロを付けてオリオン大星雲を撮影してみました。
ポータブル赤道儀のポラリエ、しかも極軸望遠鏡なしでのセッティングでしたが、60秒でも意外と止まることにビックリしました。
しかも三ツ星の左側にはうっすらと輝線星雲や馬頭星雲まで。。
本気で撮れば結構それなりの写りになるのかもしれませんね。ポラリエ恐るべし。

これからは望遠ももっと頑張ってみようかなという気になってしまいました。。
望遠鏡まで買ったら終わりですねぇ、金銭的に。。。

そんな感じで新たな発見もできたところで次の撮影場所に移動することにしました。

続きます。