水戸聾ブログ

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全国ろう学校PTA連合会「家庭教育を考える部会2018年北海道」へ参加

2018年10月22日 | PTA活動
10月5~6日の2日間,全国ろう学校PTA連合会主催の「家庭教育を考える部会」が北海道札幌市で行われました。聴覚障害児(者)を取り巻く環境が社会状況と同様に変化する中で,子供たちの生きる力を育むために地域や学校と連携した家庭教育の在り方についての研修でした。総勢約80名のPTA関係者が集まりました。

初日は,協議会が行われ,8つのグループに分かれ家庭教育の中で「よかったこと」「よくなかったこと」「現在行っていること」を話し合いました。グループ発表後,助言者の国立特別支援教育総合研究所 宇野宏之祐先生よりアドバイスを頂きました。「子ども自身の頑張りを認め,またその過程を認め,次の学習につなげていくことが大事である。失敗してしまったことを良い経験にするためには,そのあとのやりとりが重要になってくる。子供には力がある。」と,力強いお言葉を頂きました。

2日目は,筑波大学 附属学校教育局特命教授 松本末男先生の講演でした。保護者や子供たちと接する中で,先生はこのように感じたそうです。「子供に伝わらないとき,怒ってはダメ。自分のやり方を変えることにより,伝わり,そしてお互いの関係が変わっていく。子供に合わせた表現の方法をしていくこと。また,家庭の中でお父さんとお母さんは先生ではない。その日教えたことは次の日には半分は忘れているもの。だから覚えていないことに怒ってはいけない。」また,「子供が成人になったとき,子育ては終わるのか?いえ,終わりません。コミュニケーションはいつも取り続け,子供の気持ちをよく聞き,やりとりをしていくことが大事な事。」などでした。あっという間の2時間で,とても素晴らしい講演でした。

今回の部会では,子育てをしていく中で,子供と向き合い,共有しながら前向きに歩んでいくことが大切であるということを学びました。この2日間は,貴重で有意義な研修となり,非常に勉強になりました。

PTA会長 大内むつみ

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