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走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

求められる技術

2022年06月08日 | 仕事
またまた昨日も続き。

うちのおじいちゃん先生は2〜3しか質問をしていないのに、もうお薬を処方箋に書く、、、。これも昔のあるあるではないでしょうか?

私がNP課程へ進学し驚いたのは問診と鑑別診断の奥深さです。はっきり言って2〜3の質問で問診終わり(事前に問診票を記入しなければならないのなら別ですが)だと、私が学んだものとは随分異なり、安全なやり方とは思えません。

以前はそれでよかったのです。経験値が一番重要視されていましたから。しかし近年のやり方は学問として系統立てて行うようになりました。それは誤診を防ぐためです。学生へも口を酸っぱくして言います。これを怠ると痛い目にあうと。よってやはり主訴から状況に見合った鑑別診断をあげて、そこから絞り込むための多くの質問を効率よく行っていく技術が試されます。

NP学生の時、看護師とは次元の違う仕事、とよく言われましたが、このようなところにも現れているのです。


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