走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

デジタル化

2022年12月10日 | 仕事
今さらながら、日本の学会参加で思ったこと。紙と言うと媒体が今でも使われていること。

海外ではプログラム、配布資料(演者の抄録かスライドのPDF)も全てWebからダウンロードの形をとっています。アンケートもWeb上で。本なども含めた紙の媒体が消滅する世の流れに沿った結果です。移行が始まった時は、紙の配布資料を求める方が多く、選択という形でした、それからUSBに入れたものの配布、そして完全Webダウンロードへの変更に移行しました。

会場で発表を聞いても人間の記憶能力は限られているから、一度聞いただけでは内容を覚えていくのはかなり困難。昔は本と言うか辞書のような厚さのプログラムに直接書込み、、、の時代もありました。しかしそれも昔の話。海外で私はスライドのPDFをダウンロードして、そこへ直接書き込み保存をし、ファイルを作って保存の形を取っています。全ての内容を見直すことはありませんが、時々引き出してレビューをすることもあります。そのような時にとても便利です。紙だと持ち歩くことはまずなく、そうすると自宅に帰るまで見れない。データとして保存できると重ならない。どこでも閲覧できる利点があります。

こんな状態に慣れているので日本でびっくり。プログラムは郵送で送られ、プログラムを持ち運ぶ。今回の学会現地参加は500人オンライン参加は400人だったと聞きました。900人分の紙の量と送料。それって本当に必要?と思いました。またその中に入っているポスター。カラーで良い紙質。これにもお金かかるだろうね。お金と伐採される木を想像する私。この頃からあまり変化していないのね。

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7月のシンポジウムまで2ヶ月を切りました。広報活動として日本の大学院200校へ招待状を送りました。90%以上受信が確認されているのに、開封されたのはたった35%程度。あま...

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本屋がなくなり、紙と言う文化が消えつつある北米。しかし日本ではまだまだ新聞、雑誌、漫画があり、本屋も健在。長い紙の歴史がある国だからだろうか。北米のようにデジタルのソフトウエアが発展しても変わらない。日本の良さなのかもしれない。

でも私は医療職。重荷にならない、アクセスが簡単が一番だけどなあ。いつも学会に連れて行くノートパソコンは一度も開きませんでした。重たいだけだった。ブーブー。

冒頭写真: 数日後は父の誕生日だったので私からのプレゼント。和洋ツインで。露天風呂付きで両親はとても喜んでいました。大浴場も貸切風呂も良湯でした。






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