走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

日本で大麻?!その2

2022年10月18日 | 仕事
昨日の続き。

私が見た日本人のYoutuberさんは睡眠時にCBDオイルを使い、深い睡眠、疲労回復に役立てているとか。カナダでも同じような理由でCBDオイルを利用している人たちがいます。他には鎮痛目的、抗不安剤としてなどの目的もあります。

しかし、大麻が合法化されているカナダと異なり、日本では禁止薬物とされている大麻。なのにどうしてCBDオイルが販売されている?信じられない気持ちで調べてみました。日本語でCBDオイルと検索すると、楽天やAmazonや通信販売のサイトが出てきました。価格比較などもあります。製造元は海外で、「THCが入っていないCBDオイル」「海外では医薬品目的で使われ安全」などの見出しがあります。

さあ、ここでTHCって何?の話をしましょう。




こちらはこのサイトからお借りしました。

【CBDとは?】CBDオイルの効果・効能・使い方、おすすめアイテム20選

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中毒性、高揚感を与える、そして非合法となっています(以前中毒という言葉の日本語の勘違いを書いたブログはこちらです。シリーズもので5まであるので、全て読んでください。

薬物中毒 その1 - 走るナースプラクティショナー   ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

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医学的に言えば「中毒性」ではなくて「依存性」が正しい使い方だと思います)。

昨日、カナダでは嗜好品としての利用としての大麻の個人栽培、製造、所持、使用と販売店などの運営が合法化されたと書きました。大麻を嗜好品として使う方々の最大の目的は「高揚感を感じる」ことです。これはタバコでリラックスする。お酒で楽しい気分になる、と同様な目的です。だから嗜好品と呼ぶのです。お酒の度が過ぎて依存者になる人がいるように、大麻も依存性があります。なので嗜好品として利用するときは依存性があると認識して使う必要があります。

この依存性がキーワードで、依存性があるから日本では麻薬取締法の中で禁止されているのです。

でも、このCBDオイルは依存性のあるTHCが入っていない、と書かれている。ならば良いのでは?合法なんでしょ?と殆どの人が思われるでしょう。

その答えは、、、続く

冒頭写真: ニュテラクロワッサン。ペロリと食べれるほど好き。ニュテラはヨーロッパでよく見かけるヘーゼルナッツ、ココア、粉末ミルクを混ぜ合わせたもので、給食に出てくるチョコレートクリームみたいなものです。気軽にトーストなどに塗ることができるので買い置きをする家庭が多い代物。それがたっぷり入っています。


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