走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

APN とは?

2019年06月17日 | 仕事
Advanced Practice Nurse
って一体何なのよ?!と思っている人もいると思います。日本では昔から高度実践看護師と訳されています。

アメリカでは
CNM (Certified Nurse Midwife)
CRNA (Certified Registered Nurse Anesthetist)
CNS (Clinical Nurse Specialist)
NP (Nurse Practitioner)
の4職種を統合した総称がAPN

世界の機関であるICN (International Congress of Nurses)の定義は
A Nurse Practitioner/Advanced Practice Nurse is a registered nurse who has acquired the expert knowledge base, complex decision-making skills and clinical competencies for expanded practice, the characteristics of which are shaped by the context and/or country in which s/he is credentialed to practice. A master’s degree is recommended for entry level.

としています。ちなみにICNはNPが始めた機関で他の職種が後に加わった背景もあり、NP/APN とNPが目立つような表示になっています。

で、 日本ではこのような概念も低く、職能団体も存在しない、レギュレーションも明確化されないまま月日だけが過ぎている状態。ここが伸びてくれたらなーと日本APN後援会の5人は集まっています。

以前「りんごとオレンジ」と称して他の職種と比較する表現を避ける重要性を書きました。昨年のシンポジウムでもお話ししました。しかし自分が一体誰なのか、どこが他の職種と違うのかを明確に理解することは新職業の確立に重要です。その土台(理解)があるからこそ、医療界の中で、もしくは公共の中で自分の希少価値を売り込む作戦が立てられると思います。言っていることが相反していると思いますか?納得できるようにしっかり説明しますよ。是非シンポジウム午後の私のワークショップへ来てください。それも話す予定にしています。

チケット販売終了まであと19日。


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