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日本での梅毒が増えていますね。
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それはBC州でも同じです。先日も患者に感染を知らせなければなりませんでした。毎回思うのですが、共通する反応に
症状はないのに、本当に感染しているのですか?
梅毒に限らず性病が広がりやすい理由に感染時の「無症状」があると思います。軽度な症状は見逃す人が多い。症状がないから感染していないと思い込む、無防備な性交で感染は広まる。
性産業の病気と思いこむ人もいますが、感染が広がれば、そうとは限らなくなるのです。サル痘だって、発症当時はゲイのコミュニティー広がりましたが、感染が広がると大学生寮でゲイ以外の学生間でも広がりましたから。点と点を結ぶ線がどんどん広がる、と言う意味。
私は初診の患者全員に全ての性病検査をします。「どこからもらったのかわからない時代ですから」、と言うと納得してもらえます。C型肝炎は性交だけではなく、箸や剃刀や歯ブラシのシェアでも感染しますから。タバコや大麻の回しのみ。覚醒剤や麻薬のパイプの回しのみでも起こります。
女性は妊娠時の検査時に全ての感染症検査がありますが、男性はそのような機会がありません。症状がないのですから検査を受けに行く理由もない。だから広がりやすいのでもあります。
初診時に検査して、同じ人と暮らしているのならリスクはありませんが、タバコの回しのみをしているとかパートナーが頻回に変わる人には定期的な検査を勧めています。
どうぞ貴方も症状がなくても一度は検査を受けてみてください。感染の拡大はそれで防げますから。
冒頭写真:準備万端。今年初めてのキャンプへ出発。年頃の5人と共に。卒業前の思い出作りにみんなでお出かけ。もう一台の2台で出発!