金の切れ目は縁の切れ目

金の切れ目は縁の切れ目。大切にしている言葉だ。

ギリギリの生活で家族全員が寄り添って生きている家庭。母親と言えど間借りをしているのだから家賃を請求する。他人程には家賃が取れないので、その分労働で支払ってもらう。孫の面倒をみて食事作りなどの家事労働を家賃の代わりとしていただくのだ。

母親は十分に貢献していると思っているのに、娘夫婦はそう思わない。安い家賃で泊まらせてやっているのに、、、といつも思ってしまう。こうなると喧嘩が絶えない。

母親は我慢しきれず家を出てしまった。

これが彼女がホームレスになった理由。ホームレスと言っても次の住居が決まるまでの短期間の話。ホテルや簡易宿泊所に泊まれるほど経済的な余裕がないのでシェルターへやってきたのだ。

それでも彼女はこの街にとどまりたいと言う。2人目を産んだばかりの娘は手伝いが必要。一緒に住むことはできないが側にいて手伝ってあげたいと言う。

なんとまあ、親の心子知らずとはこの事。そして金の切れ目は縁の切れ目。親しき仲にも礼儀あり。金銭を曖昧にしているとこんな事になってしまうのだ。

小さな不満が大きな不満になる前に、チョコチョコ修正して行くのが大切だと改めて思ったのだ。