あの上

くねるラッシュの地下鉄は　

先頭車両が見えないの

くらいくらいモグラの穴みたい

くねって地球のレールと平行なのかすら　判らなくなる

あたり前の顔した人が仕事のレポートを読む

制服のおちびさんたちが

お行儀よく　ポールにつかまる

あのシートに座る人達は

少し具合悪そうに眠ったふりをする

くねる電車の事は

あの上でしか　足の裏で感じられない

だから

いくつになっても

タイムトンネルの入り口かもしれないあの上が

気になる。。。。



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初日にギャラリー入り、作品のひとつひとつの小さな違和感を自分自身に慣れさせるテレパシーを送る。

送り終わると、あの地下鉄のうねうねトンネルを思い出した。

それから集まるステキなお客さま達のために、おもしろく心が切り換る。



画像＊WAVE EXHIBITION 2014 `Veins` Ari Nakamura インスタレーション