(『情熱大陸』の前です。)
じつは、インタビュー部分が難航しました。
というのは私の中の信州人のDNAが動いていないからだと思います。おそらく今まで東京のマスメディアが発信してきた価値を鵜呑みにしていたので機能しなくなっているのでしょう。結果、旧石器・縄文そして弥生へと続く日本のDNAを色濃く残す“信州の価値”を発信するために私は歌っている・・・という認識が浅いなぁ、と痛感しました。
それはたぶん長和町・和田に来たから余計にギャップになって表れてきたのだと思います。以下、和田にあるものです。
学校がよろこびに溢れている・・・
校庭の脇を流れる小川で遊ぶ子どもたち・・・
石コロの話題で盛り上がる子どもたち・・・
自分たちの文化を発信する町のお祭り・・・
素朴な子どもたちの笑顔・・・
旧石器・縄文時代から続いてきた自分たちの歴史を知り・・・
伝えていくための文化発信・・・
それを支える地元メディア・・・
それらが人の暮らしや、町づくりの中で有機的に機能している・・・
信州の和田にはとても大事なものがたくさん残っています。
これこそが「感動の街(美咲が参加しているプロジェクト)」だと思いました。和田小学校の6年生は、『ありがとう』の歌を練習してくれていることもとても嬉しいことです。
私がするべきことは日本に人が住み始めた三万数千年前にさかのぼって自分のDNAを呼び覚ますこと。そして今、未来やるべきことを見つけて、発信してわかちあうこと。西洋も、マスメディアもいいけれど、まずは足元のこと、自分の町の価値、信州の価値、日本の価値を知ることが大事だと思いました。止まらないグローバル化の中で、大きな世界の中でもお役にたてる「自分や自分たちの働きを見つけること。」これはなによりも未来への財産になります。
美咲のやるべきことはこれしかない!と思いました。
和田小学校との交流と、ワンダフル信州人の取材が
偶然、重なったことでとっても、とっても大事なことに気がつけました。
撮影グループの皆様、1日、おつかれさまでした&
いろいろと、ありがとうございました☆