美咲-創世記-

宇宙が誕生したあの瞬間は私たちの中に…
シンガーソングライター美咲の日常・心に残った場面を、お伝えしていきます。

和田小学校スペシャリストデー「大竹幸恵さん講演会」

2008年06月27日 | 黒耀石

 

長和町・和田小学校で開かれた、スペシャリストデー
「大竹幸恵さん講演会」にちっぴり出演させていただきました。

 

スペシャリストデーとは、和田小学校の全校生徒が各界で活躍されているスペシャリストにお話を聞こう!という機会です。
今回のゲスト:大竹幸恵さんは長和町・黒耀石体験ミュージアムの学芸員さんで、「縄文の女神LIVE」の中の縄文ミニトークでも大変、お世話になっています。

 

今、3・4年生の子どもたちが社会歴史の時間に、旧石器・縄文、黒耀石などを勉強しているらしく、体験学習で黒耀石体験ミュージアムに行き、星糞峠の遺跡を見学したり、大竹さんとふれあって、それ以来、黒耀石が大好きになったと、教頭先生が教えてくれました。

 

大竹さんのお話は、地球のはじまりから、人が黒耀石と出会い、道具として活用するまでのお話です。46億年のスケールの大きなお話でありながら、わかりやすい資料と噛み砕いたお話がとてもわかりやすく感動的でした。1年生~6年生までのみなさんも、へ~とか、ほ~とか、え~とか言いながら、しっかりとお勉強していましたよ☆

 

長和町にはいつ人が来たんだろうという質問の答えが、3万年前というのが、改めて驚きました。その当時の旧石器の人たちは、黒耀石を独り占めして、権威をつくって王国をつくったんじゃなくて、「キラキラ光る素敵な黒耀石をあなたにも、君にもあげる。」といってなんの差別もなく、日本全国に和田峠・星糞峠産の黒耀石が広がっていったんだというお話、本当にすばらしいですね。
「みんな、こんなステキな黒耀石をもらったら、どんな気持ちになる?」
大竹さんの質問に、「うれしくなる~」と答え、
「そう、嬉しいよね。そしたら、“ありがとう”っていうよね。
黒耀石でやさしい気持ちがつながっていったんだよ。」
そんなあたたかな言葉で、講演会は締めくくられました。

 

昔の人たちの生き方を探り、同時に私たちのこれからの生き方を
見つける・・・考古学って本当に大事が学問なんだと実感しました。

 

大竹さんからのご紹介を受けて「ありがとう」を一曲歌わせていただきました。大竹さんのお話からつながる、完璧な流れ(笑)が美しく、また気持ちよくなんだか、とても良い感じだあ、と歌わせていただきました。この講演会~ミニライブの流れは、信州でしか生まれない、信州だから出来るとても深い価値のある機会だったと思います。日本中へ、そして世界へ届けていきたい大きな価値だと思いました。

 

その後、給食をいっしょに食べさせていただき、私は2年生の席でいただいたのですが、「みんなは黒耀石ひろったことある?」と聞いたら、一緒に座っていた2年生全員がある~!と言って、裏の畑でみつけた~とか、おばあちゃんの家でみつけた~とか、さすがは黒耀石のふるさとだと感服しました♪

 

8月24日には、黒耀石体験ミュージアムの「黒耀石のふるさとまつり」で和田小学校5・6年生のみなさんのコカリナと共演します。

楽しみだ~。その前に、たくさんの交流の機会を持たせていただいて、校長先生、教頭先生、先生方、大竹幸恵さんには感謝の気持ちでいっぱいです!

(写真:大竹さん&校長先生&美咲&篠原)