諸行無常の響きあり

フィリピンの小さな焼き鳥居酒屋の親父のつぶやき

完全分業制

2012年10月10日 07時56分48秒 | つぶやき




昨日の朝から道路際に上げる看板の作成をしていたが、これを作るのに材料の手配をする訳だが
こちらのハードウェア店では一軒の店では全て手配するのが難しい。

一つの仕事をするのに数軒のハードウェアー店を回る。したがって仕事を開始できるのは
半日はつぶれてしまうということも珍しくない。

たとえば下の写真の看板を作成するには、看板屋に依頼するとする。
彼らの多くは看板の中心であるデザインを印刷する高価なプリンターなど所有していないところも多く
この部分は外注となる。

大概はメタルワークスと呼ばれる鍛冶屋がこのような仕事を請け負っている場合が多く
小さな店であれば溶接に使用する溶接棒なども十分な在庫を持たずに、それを買うために
時間が必要となってくる。

デザインから看板作成まで一貫して行う業者もあるにはあるが、発注から完了までに一週間は要するであろう。
元来待つことが嫌な性分の私は自分でこの看板を作成したが、それに伴う溶接機を知人からお借りし、
ヘルパーも妻の兄を実家から呼んで作業を行った。

それにしても何でも自分でやるのはいいのだが、本来の食堂経営をやりながら、工事をするというのは
時間的にかなりきつい物がある。
やはり餅は餅屋、次回からはお客さんでもある知り合いの業者に依頼するという道を選択しよう。

やはり一つの工事を完工する為には、やはり今も昔もフィリピンではまどろっこしい程
遠回りするという事実は変わりがないと実感した。
しかし寸法の取り方の統一性の無さだけは、何とかならないのかな・・・・・。