メグブログ(美咲歌芽句)

Jeane+荒涼天使
 (ex.Mr.Kite)

聖なるタバコ

2007-12-20 01:58:38 | 日記
今夜もゆったりと柚子湯に浸かり、
贅沢な気分を味わい、風呂上がりの一服をしていてふと思った。タバコというものは、まったくもって生活の中の句読点だなあと。一仕事やっては一服し、コーヒーを飲んでは一服し、食事をしては一服し、また一仕事しては一服する。こうして全世界的に禁煙の動きがあるなか、私は相変わらずタバコを愛飲している、しょうがない人間の一人だけど、昨日読んだ本の中にタバコに関するとても納得のいく文章があった。

それはエハン・デラヴィという人の発言で、「タバコは本来スピリチュアルなもの。化学物質を加えるからガンの元凶となる」という見出しだった。
それによると、先住民の世界ではタバコという植物は聖なるものとして扱われている。儀式の時に必ず捧げるべきもので、そうしないとシャーマンは儀式を行ってくれない。
喫煙で肺ガンリスクが高まることは周知の事実だけれど、不思議なことにシャーマンは肺ガンにはならない。そこでデヴィッド・R・ホーキンズ博士が、タバコの害悪がどの程度かを調べるために、市販のタバコとオーガニックタバコを比較しながらある実験をしたところ、市販のタバコは筋肉反応がきわめて弱くなるけれど、オーガニックの方はそうでもなく、無農薬タバコは害がないことがわかった。

なぜタバコは体に悪影響を与えるようになったのか、すなわち発ガン性物質を含むようになったのはいつごろからなのか。ホーキンズ博士が徹底的に調べてわかったのは、1957年から製造過程で化学物質が加えられたという事実だった。これ以降、タバコが原因とみられるガン患者の数が上昇し
、化学物質とガンの関係がはっきりした。
『インサイダー』という実話にもとづいた映画では、たばこ産業に従事している人は、自分たちの仕事を“ニコチン・デリバリー・ビジネス”と呼んでいて、さらにニコチンへの依存性を高めるために、ある化学物質を混入している。
そして、タバコ会社の社員がその情報を暴露しようとして命を狙われる。そこに描かれているのは、たばこ産業の実体そのもの。次々と吸いたくなるように製造されている。おそらく紙かフィルターの中に化学物質が入っているのだろう。

アマゾンのシャーマンはタバコを巧みに活用している。たとえば変性意識状態でパニックになった人がいると、頭頂の百会(ひゃくえ)というツボに煙を吹きかける。そうすると、ただちに落ち着きを取り戻す。タバコは聖なる植物で、偉大なパワーを持っているからこそ、全世界的なビジネスにまでなった。力のない植物であれば売っても誰も買わない。もちろん彼らが用いるのは無農薬のタバコであるのはいうまでもない。という内容だった。
日本製のタバコにも化学物質が加えられているのは明白だろう。確かに昔の日本人がキセルで吸っていた頃は肺ガンなどなかった。
さて、この事実を知ってどうするか?
キセルかパイプにすればいいだろうが、忙しい現代人はそんな悠長かつ優雅なことは、なかなかやれない。
思うにいっそのこと、チラムにポットやチョコレートを詰めて吸ってる方が、だんぜん体にもいいし、ハッピーになれるということじゃあない?