MIRACLE NATURE@世界自然遺産の島、奄美大島

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オオシマザクラの特徴

2010-03-03 09:12:32 | 奄美大島の植物(草本・木本・シダ・コケ・山野草・雑草・水草)
奄美大島では桜類はあまり馴染みがなく、本土のような大きな公園や植物園で多種の桜を見ることができない。個人で庭に植えているのや道路沿いで数種の桜を確認できるが、いずれもヒカンザクラ以外は種名が分らない種が多い。宇検村のオオシマザクラは有名だが、これはその昔植栽されたものだ。
奄美で発行されている地元の新聞記事を見るとたまに間違った桜の種名を発表している時が有る。数年前に八重桜をソメイヨシノだと書いていたのは最悪であった、これはソメイヨシノを知らない某公園の管理人の言ったことを真に受けて、一重と一重、八重と八重なら間違う事もあろうに一重と八重の違いで明らかに違うのに、あまりにも情けない記事であった。


 オオシマザクラは奄美では本土から持ち込んで植栽されたものだ。

オオシマザクラの特徴

花は葉の展開と同時に開花、花色は白、淡いピンクのもある。


萼片の縁は鋸歯、つまりガクがギザギザになっている。


歯の縁は重鋸歯、鋸歯の先は芒状(針のようにとがる)

その他の特徴としては、花柱、葉、葉柄共に無毛。

追記:2010/03/25 桜関連の新聞記事
宇検村のオオシマザクラはツクシヤマザクラだったようです。僕もオオシマザクラ説には図鑑の解説文とは少し違っていたので疑問を持っていましたが、森林総研の専門家が同定したと今日の新聞の載っていました。
このオオシマザクラは宇検村のオオシマザクラではないことを付け加えておく。

もう一つ
自然観察の森の公園の八重桜はヤエベニオオシマだそうだ。これは誰が同定したかは分からない、過去に公園の管理人自らソメイヨシノだと新聞記事を書かせた張本人であるのに、それを他人事のように自分のブログで「過去に新聞にソメイヨシノと報道されていましたがヤエベニオオシマでした」と言う厚かましさ、なぜ「私が誤っていました」と言わないのだろうか。

 
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