ある平日の午後のこと。CSさんを尋ねて、マグ先生が会社を来訪された。
その人は都内の小学校の教壇に立たれている。情報なんとかっていう総合学習の授業で、高学年の生徒たちにWebサイトの作成方法を教えてるんだそうだ。古くからの知り合いで、北米でWebコンテンツを制作した経験のあるCSさんに、いろいろと相談にのってもらってるとか。CSさんに「仕事仲間」としてマグ先生にご紹介いただいた私も、楽しそうなお話を伺わせて貰った。
「楽しそうな・・・って、大変ですよ。コンピュータの事は、ヘタしたら教員よりも生徒の方が詳しかったりしますからね」
とマグ先生はため息をつきながら言う。
「10歳から12歳というと、アニメやゲームに詳しくて、コンピュータにも慣れ親しんでいますよね。動作的なコンテンツを作ったりしませんか?」と私が聞く。
「すごいですよ、彼ら。絵を描くのも好きな子だと、オリジナルのアニメも作っちゃいますから。オリジナルって言っても、ピカチュウだったりムシキングだったりの要素が盛り込まれたものですけどね」
「公開されてたら見てみたいです。あ、公開はしてるんですか?」
「はは、公開はしてないです。でもインターネットにはつながっているので、生徒によってはこっそりと、自宅のプロバイダとかフリースペースにアップしちゃってる子もいますねぇ」
「これから夏休みに入りますし、自宅でネットに耽る生徒さんも出ませんか?」
「そう、それそれ!」マグ先生は、ズイと膝を乗り出した。「CSさんにそれを伺おうと思ったんですよ。やっぱり保護者あてにも注意喚起をしないといけませんから」
このときCSさんがアドバイスしたのが、総務省のコンテンツの内容で、報道によると今日、その資料にコンテンツが追加されたそうな。
総務省でも夏休みと言うこの期間に、ネット被害が増える事を想定して注意喚起をしている。
こういうページはYahoo!キッズなんかにもあったけど、あれは余計な動画などがメインになっていて、内容としては薄味で物足りない感じだった。総務省のは、内容を重視したようで「掲示板に個人情報が掲載されてしまった場合の対処法」とか、具体的な事例と対処法が掲載されてて、いい塩梅だ。
・・・って「国民のための情報セキュリティサイト」の内容をざっと見ていて思ったんだけど、どちらかと言うとこれは、全体的に保護者向けの書き方だよね・・・。子どもが「分からないことがある」って相談してきたときに、参考として使うことを想定していそうだ。このページを自発的に見てくれる子は、まずトラブルを起こさないと思うもの。
マグ先生が言ってた。
「うちの生徒は著作権うんぬんは知らないけど、感覚的に画像のパクリとかはしちゃいけないって知ってますからね。だって画像をダウンロードしようとしてもできないサイトとか見てるし」
「アイドル事務所は対策をしているところが多いようですね。ジャニーズはネット配信の場合、写真提供先を絞ってますし。ディズニーも厳しい。ネットに掲載するとどんなに転載はダメと言っても完全に防ぐのは難しいですからね。大人でもそういう意識が薄かったりするし」
「そうそう。総務省は子供向けとしておきながら、本当のターゲットは私たちなんじゃないかと、思うんですよ」
わはははと、CSさんがひときわ大きな声で笑ってた。
そうそう、CSさんと私が組んで行ってる仕事って、社員へのネットマナーの啓蒙だったりして・・・。
その人は都内の小学校の教壇に立たれている。情報なんとかっていう総合学習の授業で、高学年の生徒たちにWebサイトの作成方法を教えてるんだそうだ。古くからの知り合いで、北米でWebコンテンツを制作した経験のあるCSさんに、いろいろと相談にのってもらってるとか。CSさんに「仕事仲間」としてマグ先生にご紹介いただいた私も、楽しそうなお話を伺わせて貰った。
「楽しそうな・・・って、大変ですよ。コンピュータの事は、ヘタしたら教員よりも生徒の方が詳しかったりしますからね」
とマグ先生はため息をつきながら言う。
「10歳から12歳というと、アニメやゲームに詳しくて、コンピュータにも慣れ親しんでいますよね。動作的なコンテンツを作ったりしませんか?」と私が聞く。
「すごいですよ、彼ら。絵を描くのも好きな子だと、オリジナルのアニメも作っちゃいますから。オリジナルって言っても、ピカチュウだったりムシキングだったりの要素が盛り込まれたものですけどね」
「公開されてたら見てみたいです。あ、公開はしてるんですか?」
「はは、公開はしてないです。でもインターネットにはつながっているので、生徒によってはこっそりと、自宅のプロバイダとかフリースペースにアップしちゃってる子もいますねぇ」
「これから夏休みに入りますし、自宅でネットに耽る生徒さんも出ませんか?」
「そう、それそれ!」マグ先生は、ズイと膝を乗り出した。「CSさんにそれを伺おうと思ったんですよ。やっぱり保護者あてにも注意喚起をしないといけませんから」
このときCSさんがアドバイスしたのが、総務省のコンテンツの内容で、報道によると今日、その資料にコンテンツが追加されたそうな。
---
【報道資料】 総務省「国民のための情報セキュリティサイト」のコンテンツの追加(7月21日掲載)
総務省「国民のための情報セキュリティサイト」については、平成15年3月に、国民の皆様向けの情報セキュリティに関する知識や対策の周知啓発を目的として開設したところですが、このたび、本サイトの内容の充実を図り、国民の皆様の情報セキュリティに関する知識等の向上を一層容易にするため、最近発生しているフィッシング詐欺やスパイウェアによる情報流出等に関して新たに説明ページを設けるとともに、その他主要ページにアニメーション説明コンテンツ等を追加しました。
なお、本日、内閣官房、警察庁、金融庁及び経済産業省と共同して、「夏休み期間における情報セキュリティにかかる注意喚起~フィッシングやスパイウェアの対応について~」をリリースし、国民の皆様へ、一層の情報セキュリティ対策をお願いしているところです。
参考:総務省「国民のための情報セキュリティサイト」URLアドレス
http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/security/index.htm
総務省のサイトより
---
総務省でも夏休みと言うこの期間に、ネット被害が増える事を想定して注意喚起をしている。
こういうページはYahoo!キッズなんかにもあったけど、あれは余計な動画などがメインになっていて、内容としては薄味で物足りない感じだった。総務省のは、内容を重視したようで「掲示板に個人情報が掲載されてしまった場合の対処法」とか、具体的な事例と対処法が掲載されてて、いい塩梅だ。
・・・って「国民のための情報セキュリティサイト」の内容をざっと見ていて思ったんだけど、どちらかと言うとこれは、全体的に保護者向けの書き方だよね・・・。子どもが「分からないことがある」って相談してきたときに、参考として使うことを想定していそうだ。このページを自発的に見てくれる子は、まずトラブルを起こさないと思うもの。
マグ先生が言ってた。
「うちの生徒は著作権うんぬんは知らないけど、感覚的に画像のパクリとかはしちゃいけないって知ってますからね。だって画像をダウンロードしようとしてもできないサイトとか見てるし」
「アイドル事務所は対策をしているところが多いようですね。ジャニーズはネット配信の場合、写真提供先を絞ってますし。ディズニーも厳しい。ネットに掲載するとどんなに転載はダメと言っても完全に防ぐのは難しいですからね。大人でもそういう意識が薄かったりするし」
「そうそう。総務省は子供向けとしておきながら、本当のターゲットは私たちなんじゃないかと、思うんですよ」
わはははと、CSさんがひときわ大きな声で笑ってた。
そうそう、CSさんと私が組んで行ってる仕事って、社員へのネットマナーの啓蒙だったりして・・・。
そうですか、学校でもそこまで教えているんですね。こりゃそのうち、息子達にPCのことを聞く日が来るかしら(笑)・・・などと、悠長なこては言っていられんですな。私もしっかり勉強せんと。
小学生のうちは、PC以外のことをすればいいのにねぇ、っ思ったりするのですが。
でも授業でやるならば、「有料サイトは気をつけて!」ということも言っておきたいです~。(勝手に、お父さんお母さんのカードを、使っちゃダメだよ~)
そこでびっくりしたのは、もう、低学年の子でも携帯を持っていて、高学年にいたっては、メールトラブルとか、いじめの手段とかで携帯が出てきてるってこと。丁度、上の子の中学の広報部の記事に今回している内容が、そのままそっくり小学校での話題にもなってるんですよ・・・
時代はものすごいスピードで走っているみたい・・
警察署の人も出席していたけれど、やっぱり夏休みはこういう関係の被害が増えるので、とても用心しているようです。
そして。
親のほうが今はよくわからないことも多いから、結局親も勉強して「知っていないと」どうしようもない、と感じました。総務省のHPも、それを狙っているんじゃないかな。
だって。こうして多少いじってる私でも、よくわからないこと多々ありますし・・
今日のYahoo!トピックスにも、「携帯について親子の意識に差がある」って記事がありましたね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050728-00000053-zdn_ep-sci
「どこのサイトを見てるのか(利用してるのか)」って子どもにとってもプライベートなことになるので、かなり微妙な話ですよね。子どもが思春期だと、特に。
でも要は、「人とのつきあい」なんです、きっと。
現実世界でも人を見て話すように、ネットの世界でもできるだけ相手を見てから、ちょっとだけ個人的な話をするといいと思うんですよ。(できるだけ具体的なことは書かずに)
個人情報が危険なのは、今はより相手のことを深く知ってから、商品を売りつけたりする詐欺行為もあるらしーということがあります。嫌な世の中だな。
> 勉強して・・・
意識するだけでも、だいぶ違うと思います。
頑張ってくださいね★