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映画公開記念!---「日経Characters!」で読んだ「鋼の錬金術師」

2005-07-21 | レビュー・書評
日経BP社の雑誌に「日経Characters!」というのがある。
・・・ということを、こないだ日経BP社に行った時に知った。

”大人のため”のアニメ・ゲーム・特撮マガジンという、ふれこみの雑誌だそうで。
えー、酸いも甘いも噛み分けた大人が読んでも、楽しめる内容になっておりマス・・・。
それからぁー。
えーっと。
・・・。

とっても不自然なCM。「お前、何かつかまされただろ!」、みたいな。
実は、日経BP社を訪問した時に、この雑誌のバックナンバーを、3冊ほどいただきマシタ。えへへ。

でも、実際、なかなか読み応えがある雑誌デスよ。
「日経エンターテイメント!」に似た視点での市場調査から、人気番組の分析をしてるのが面白いっす。しかも、表紙にシャア(クアトロ・バジーナ)が仁王立ちしてる号があれば、持ち帰らない方に気持ちが動く方が不思議っスよね! (つか、ガンダム関連記事は、ほぼ毎号必ず掲載されてマス)
さぁ、皆様・・・読みましょう!!

・・・って、いまいちピリッとしない告知だなぁ。

*

さてさて、それではもうちょっと本腰を入れて、「日経Characters!」を元にした記事を、今週末に映画が公開される「鋼の錬金術師」をテーマにして書いてみるかな。(ガンダムネタを期待してた? スマンね)

2004年度のヒットした漫画の1つに名を連ねる「鋼の錬金術師」は、『漫画×アニメ』という分野では最も光っていたのではないかと思う。「日経Characters!」2004年11月号の記事によると、これだけの支持を得ているそうだ。

  • コミック(1~8巻) 累計1,100万部超
  • テレビ平均視聴率(ビデオリサーチ 関東地区) 6.1%
  • DVD売上 累計60万枚
  • CD売上(テーマソングCD) 累計151万枚超
  • イベント 2004年末に3万に規模のイベントを開催
  • 海外戦略 北米で2004年11月からスタートそして、
  • 映画 2005年7月23日(土)より公開


「鋼の錬金術師」のTV版は、「ガンダムSEED」の後番組として始まり、昨年10月で放送終了した。その後深夜に再放送し、新たな視聴者を獲得している。

さらに、上記のCD売上には含まれていないものに、2004年10月の大ヒットしたCDアルバムがある。
これが、なぁぁぁぁんと、オリコン1位を獲得したのだ。・・・和田アキコが、およそ30年ぶりに新曲がトップ10入りしたって喜んでいた。じゃあ、1位になるってどんだけスゴイことなのか・・・ジャンル違うけどさ(笑)。
人気歌手を集めてはいることは要因に挙げられるけど、それまではコナンやガンダムでさえ、2位までだったんだよ。コナンではB'zとか倉木麻衣とか、ガンダムではTMRとか中島美嘉とか元米米クラブの石井竜也とか、どちらもミュージシャン(新人も含めて)は負けず劣らずの豪華ラインナップだったけど、ちょい力が及ばず。だから「鋼錬」の1位は、アニメでは史上初の快挙なのデス。

当時のニュース記事は、既に情報元での閲覧が出来ないので、ここに一部を書き出してみる。

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『鋼の錬金術師』が史上初の首位獲得!!

人気アニメ『鋼の錬金術師』(MBS・TBS系)のテーマ曲集『鋼の錬金術師 COMPLETE BEST』が初登場首位を獲得した(初動売上は10.9万枚)。本作は、ポルノグラフィティやラルク アン シエル、ASIAN KUNG-FU GENERATIONといった総勢8組のアーティストによる歴代のオープニング&エンディング・テーマを収録したコンピレーション・アルバム。

(2004年10月13日 Yahoo!ニュース)

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どんな内容なのかを調べてみたら、DVD付きの限定版があり、これが売上をかなり牽引したもよう。歴代のOPとEDの映像をクレジットなしで見ることができ、またOAにはなかった映像も収録されているそうな。CCCDなのが「ううむ」な感じだけど、通常版はCCCDじゃないそうだ。

ちなみに、このアルバムにも収められている、OP・EDに使用されたシングルCDのそれぞれの売上は、「日経Characters!」2004年11月号の記事によると、以下の通り。

  • ポルノグラフィティ 「メリッサ」 50万枚
  • L'Arc~en~Ciel 「READY STEADY GO」 45万枚
  • COOL JOKE  「UNDO」 10万枚
  • ASIAN KUNG-FU GENERATION 「リライト」 17万枚 ※ 他にも「消えない罪」を歌った北出奈菜などの新人も、テーマソングを手掛けたことでブレイクしている。


「メリッサ」なんて、特にこの漫画の独特の世界観を上手く表現してると思う。ちなみにメリッサっちゅーのは人名っぽいけど違くて、多年草の「レモンバーム」のことだそうだ。

最近の、ミュージシャンからアニメに提供される曲は、ちゃんと漫画の内容とリンクしてるのが多くていい。
これも「日経Characters!」の記事によると、TVCMのタイアップと同じような、もしくはそれ以上の相乗効果があることから、音楽界側でも注目しているコラボレーションになってるそうな。

TVCMが15 or 30秒なのに対し、OP・EDは1コーラスが丸々放送できる、約90秒は結構長い。
同じ時間に決まって放送することができる。
番組を見る子どもと、親という顧客層の心を掴む事が出来る。
特に人気アニメとのコラボは、新人でも売れるという実績が既にある。記憶にも残りやすい。
・・・確かに、音楽業界にとっても、オイシイよね。

日経BP社さま。少しでもご恩を報いる事ができましたでしょーか?

※ 漫画の内容については、『ぅ絵ブログ』に掲載したので、気になる方はこちらもどーぞ。

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