野原うた

日々美しい自然の花や生き物などを紹介するブログ。

マーガレット

2007-02-04 | 双子葉植物・キク亜綱
今日はマーガレットです。
最近流行りなのか、このようなピンク色のマーガレットをよく見かけますね!

細い葉っぱと華奢な茎は、花の色形などは同じキク科のコスモスにちょっぴり似ています。
ですが、花や葉のマット(艶消し)な質感がコスモスとの違いをはっきりさせていますね♪

寒さに当たったせいか、色が濃く出ていて、
一瞬マーガレットだとわかりませんでした!
最近は濃いピンクとか八重とかいろんな種類があるようです。



オニタビラコ

2007-02-03 | 双子葉植物・キク亜綱
呪文のようですが、この黄色いお花の名前です。

鬼田平子とかきます。
田平子というのは葉っぱがぺったりと田んぼに張り付くように生える姿が由来だそうです。
オニとは大きいという意味。「タビラコ」とにていて、タビラコに比べて大きいのでつきました。

ちなみにタビラコというのは春の七草に出てくる、
ホトケノザの別名です。和名ではコオニタビラコ( Lapsana apogonoides)というのが正式。
コオニタビラコの栽培は難しく、あの籠に入った七草セットを生産する方は、
苦労して、野山で集めてきたりもするという話をききました。

それに比べて、この写真のオニタビラコ(Youngia japonica )はどこでも生えてますね
食べられなくも無いらしいのですが、毛が生えててかたくて苦いらしいです

☆学名をごらんいただけばお分かりかとおもいますが、実はオニタビラコとコオニタビラコ(=タビラコ)は属が異なります。
コオニがヤブタビラコ属(Lapsana)オニがオニタビラコ属(Youngia )です。


名にしおわば

2007-02-01 | 
品川の運河を歩いていると、なんだかフカフカした白いかたまりが

もしやとおもってみてみると、真っ白でくちばしと足が赤い鳥が。
「これなむ都鳥!」

伊勢物語で在原業平が
「名にしおわば いざ事問はむ 都鳥 わが想う人は 在りや亡しやと」
という句を読みました。
古文が苦手な私も“ここでの都鳥はユリカモメという説がある”との先生の話がとても印象的で、
ユリカモメときくといつもこの話を思い出します

実は、私はそのときまでユリカモメというのはアホウドリの親戚のようなもので、
どっか遠くに生息している貴重な鳥だと勝手に思っていたので
ユリカモメが伊勢物語の時代から日本にいたということに衝撃を受けました

ユリカモメわたしにとってはとても印象深い鳥さんです。