図書館屋の雑記帳

自分のこと、図書館のこと、図書館関係団体のこと、本や雑誌など図書館の資料について気の向くまま書いていきたいと思います。

飫肥(おび)の街小紀行

2006-12-13 | 旅あるき
最初は青島に行こうと思ったんです。宮崎市街から近いですし、宮崎空港も近いので。
ところが10日は青島で「第20回国際青島太平洋マラソン大会」が開催されるという事で、ホテルにも参加者があふれていました。これではゆっくり青島を巡ることができませんので、急遽予定を変更して宮崎の小京都「飫肥」に出かけました(飫肥は宮崎駅から1時間10分ほどかかるのですが、どうにか飛行機にも間に合いそうだし、天気も良いしね、と考えたのでした)。
とても雰囲気の良い街でした。明治になって元藩主が住んだという「豫章館」は趣のある建物ときれいな庭園、後ろの山は借景として使っています。保存地区の入口にあり、まずここから歩き始めましょう。
  
「豫章館」を出て左に行くとすぐ大手門があります。大手門を入って左に行き急な階段を昇ると「松尾の丸」があります。一度階段を下り正面に飫肥小学校を見ながら左に進むと、「本丸跡」があります。今は大きな杉の木と広葉樹がまばらに混じりながら立っています。陽の光が柔らかく注ぎ、時間の止まったような空間が爽やかな空気と共に広がっています。この空気に包まれていたい、と思うような雰囲気です。実際中ほどにあるベンチには初老の男性が木々を見上げながら包まれていました。また、NHKの「わかば」の主人公がドラマの中で悩んだ時訪れたのもこの場所です。
  
歴史資料館を見学した後大手門を出て左に向かいます。武家通りを歩きながら藩校「振徳堂」などを見学します。上の右手写真が「振徳堂」の入口ですが、学び舎に相応しい雰囲気に溢れています。
次に向かったのは「田之上八幡神社」です。ガイドには木の絵と人形のようなものが書いてあり、「これはなんだろう?」と思いつつ石段を登るとそれはありました。大きなクスノキです。幹周9.2m、高さ30 mあり、市の天然記念物にもなっている代物です。やはり神社にはこんな木が似合いますねえ。
 
ここから駅に向かいながら側溝の鯉を見学します。津和野や萩などで有名ですが、水が綺麗なこともあり飫肥のも見事です。
 
この後図書館を見学しつつ駅に戻ったのですが、景観保護地区でない場所にも、趣のある建物が散見されます。それがまたなんとも良い雰囲気を醸し出しています。
  
飫肥の駅舎は街並に合わせた作りになっています。わずか3時間の散策でしたが予想以上に素敵な散歩となりました。
さあ、電車が来たようです。そろそろお暇いたしましょう。
  

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2 コメント

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Unknown (cool life)
2006-12-14 22:36:57
はじめまして。
私も先日、飫肥に行ってきましたが、想像以上に雰囲気のある素敵な街でした。
食事も美味しいですし。

写真に撮られている公民館なども味があって良かったですね。

また遊びに来ます。
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いらっしゃいませ (図書館屋)
2006-12-15 22:12:41
cool lifeさん、いらっしゃいませ!
飫肥はまた行きたくなる街ですね。cool lifeさんは宮崎各地を訪問されていて羨ましい限りです。また、食べものもいろいろ取り上げられていて、楽しくブログを拝見いたしました。ブックマークさせていただきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。
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