入院中に読んだ本

　たった６日間の入院なのでたいした量はとても読めませんし、難しいものは全然頭に入ってこないので、結局小説が中心となりました。

戦う司書と恋する爆弾 山形 石雄 集英社 2005-09 売り上げランキング : 131,735 Amazonで詳しく見る by G-Tools

戦う司書と雷の愚者 山形 石雄 前嶋 重機 集英社 2006-01-21 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools

※しかし、この２冊に限らず小説に出てくる司書は戦います。上記2冊の描く世界では、本は死んだ人々の記憶が結晶化し掘り出されるものであり、それに触れることで記憶が読者に流れ込んでくるという物体です。その本を守るのが主人公の司書たちです。それにしても死者の数が半端じゃない。その多くが図書館館長代行自ら手を下すのですから・・・。

海の底 有川 浩 メディアワークス 2005-06 売り上げランキング : 2,563 Amazonで詳しく見る by G-Tools

塩の街―wish on my precious 有川 浩 メディアワークス 2004-02 売り上げランキング : 24,706 Amazonで詳しく見る by G-Tools

※有川さんは自衛隊と淡い恋がお好きなようです。宮崎駿が十代の少女が好きなように。『海の底』では2人の潜水艦見習士官が主人公でそのやり取りは昔読んだ『ファントム無頼』（新谷かおる）を思い出してしまいます。そして『海の底』でも『塩の街』でもアウトローが重要な役回りを務めるのも有川流でしょうか。

役者狩り 佐伯 泰英 光文社 2006-01 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools

いい加減にしろよ〈笑〉 日垣 隆 文芸春秋 2006-01 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools

急がば疑え！ 日垣 隆 日本実業出版社 2006-01-31 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools

ふしぎな夢 星 新一 新潮社 2005-08 売り上げランキング : 2,507 Amazonで詳しく見る by G-Tools

※昔々私図書館屋が高校生の頃星新一が級友の間で人気がありました。私図書館屋も当時出ていたものをほとんど揃え（少ない小遣いからやりくりして）たものですが、久しぶりに読むと星新一ワールドが一気に蘇ってきました。

木戸の闇走り―大江戸番太郎事件帳〈7〉 喜安 幸夫 廣済堂出版 2005-11 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools