子供にとって、夜は怖い時間にもなります。
子供だけじゃなくて、大人でも同じように思う人がいるかもしれません。
太陽がだんだんと西に向い、灯りが和らいで行くと同時に、明るかった空が夜へと変わり、真っ暗になります。
毎日、何度と見る光景だけど、子供たちにとって、灯りのない夜はちょっぴり寂しい時間でしょう。
友達と過ごした楽しいひとときも、家族と一緒にいた時間も、もう今日はおしまい。
今日は、もう二度と来ない。
眠って、朝に目を覚ますと学校が始まって、勉強や習い事に行かなくてはいけません。
当たり前だけど、お布団に入ると『まだ、遊びたい』気持ちがなかなか収まらなかったりします。
そして深夜、みんなが寝てしまうと、いつもいる家と違う感じもします。
真っ暗な空の下、窓からさす光は、白い外灯か月灯りだけ。
冷たく寂しい灯りが部屋から少し入り、生活音も少なくて静かになり、時計の秒針と時々、外の風が吹く音がするくらいです。
お布団に入って薄暗い部屋で天井を見たり、誰かと眠たくなるまで、話しをします。
眠たくなる日もあるのだけど、いろいろと考えごとをすると、眠れないこともあります。
一緒に誰かと、お布団に入っていても、眠れなくて一人、寝返りをうちながら眠れるまで繰り返します。
隣に誰かがいても眠ってしまったらその先はひとり。
夢の中まで、お母さんやお姉ちゃんと一緒にいられません。
眠ってしまったら、もう起きられないかも…。
怖い夢を見たらどうしよう。
起きて、誰もいなかったら…。
子供の頃、こんなことを考えて夜が嫌だったことがあります。
大人になるにつれて、変わっていくと思いますが、子供の頃は、真っ暗なことが、みんなが先に眠ってしまうことが、寂しくて嫌でした。
大人でも眠れない夜は、とても長くて、早く眠りに着けたらどんなにラクだろうと思い、ホットミルクを飲んだり羊を数えてみたりして眠ろうと、努力していることもあります。
自分では何も気にしていないのに、何かが気になるのか、安心して眠ることが難しい夜があります。
小学校高学年でも、こうした寂しい気持ちや安らがない感じは、あると思うのだけど、大人は子供に手がかからなくなると
大丈夫かな?!と思って、子供だけにして夜、自分の楽しみや仕事に行きます。
眠ってしまった後は、夢の中だから・・・ってわからないこともないけれど、子供の安心は、家にお父さんやお母さんがいることがお約束だと思います。
子供はお父さんとお母さんがつくった、宇宙で生きてるようなもので、外は真っ暗でもお母さんっていう、お家の太陽がいたら
お父さんっていう地球があると、一緒に寝てなくても、眠れなくても、ひとまず安心なんだと思うんです。
それが、どちらもいないときの・・・不安な気持ち。
大丈夫と言っても、それは子供なりの強がりで口だけだったり。
Rちゃんのお姉ちゃんは、この頃、特に霊に興味があって、お友達とコックリさんもやろうとしたとKから聞いたので
外で会ったときに「絶対にやったらダメだよ。」と、注意もしました。
お家にお父さんもお母さんもいない夜に、故人の形見のピアノを・・・
お母さんがいれば、お母さんのお兄さんの形見だから怖くないのだろうけど、お母さんがいない夜には
死んだ人の使っていたピアノになって、夜は黒いピアノがもっと怖く感じたのかもしれない。
それでも、霊が気になって、写真を見たり、サイトを開いたりしたのは「死んだらどうなるのか?」「霊って本当にいるのか」「どうして写真にうつるのだろう」「何処にでもいるのかな」など・・・
謎が興味をそそる年頃でもあり、みたらみるほど、有り得ない映像は刺激的で癖になり、止められなくなったのじゃないかと思います。
子供は眠ってないから、出ていったのは知っているでしょう。
「口があんぐりパックチョ」で書いたSちゃん姉妹のマンションは最上階の14階のワンフロアです。フロアに他の世帯もいませんし、考えたら怖くないでしょうか。
最上階は風が強くて、音も結構するでしょう。
高い建物の最上階に子供が2人で深夜、待っているのですからね。。。万が一、火事とかあったらどうするんでしょう。
つくづく考えられない後輩
・・・つづく