機動警察パトレイバーもろもろ

機動警察パトレイバーの感想とパトレイバーの用語集
~心機一転お引越し~

機動警察パトレイバー7話「栄光の97式改」感想

2014-03-15 | 感想など

ついに第一小隊に新型レイバー導入? うまい話に裏がある

 

 

 

あらすじ

 

特車二課第一小隊は、相変わらず旧式のレイバーを使用していた。そんな中、試験的に菱井の新型レイバーが導入されることになった。

 

ところが、どうも怪しいし、正式導入まで無料貸し出しでメンテもメーカー請負という異常なまでのサービスの良さ。案の定、メンテという名目で動作データーを持って行かれて・・・。

 

 

 

今回は、篠原重工業御曹司の篠原遊馬と後藤隊長の見せ場があるレイバー産業と警察の政治話です。何と管理人好みの内容か。そして内海と黒崎でおなじみのシャフトエンタープライズが初めてストーリーに絡んできます。では早速本編を。

 

 

 

特車二課の黄昏時、ストップウォッチで3分きっかりはかってカップラーメンをつくる後藤隊長。ってか隊長室暗いよ。こっそりと夜食のカップラーメンをほおばる後藤隊長よ・・・電気つけないのね。

 

そこにしのぶさんがやってきて部屋をつけ一言「あら?まだいたの?」。どうもご機嫌な様子のしのぶさんで、どうやら第一小隊にいいことがあるそうで・・・。だが、後藤隊長はいろんな意味で気になるらしく、熟年夫婦風情のお二方に意見の相違がありそうですよ。

 

 

 

一方その頃、第二小隊のデリケートな面々は格納庫に全員集合して、レイバー談議に花が咲いてます。野明はワックスがけをする中、遊馬に香貫花、進士、山崎の面々が勢ぞろい。映画だの家族サービスを放り出して、地の果てにやってきたのは新型レイバーの納入があるからだそうで、そうこうしているうちにシゲさんが「来たぁー」と雄たけびを上げる。

 

さすがシゲさん、テンション高い。まるで新しいゲームソフトが届いたときの小学生男子みたいにはしゃぐはしゃぐ。あくまでもシゲさんは素直に表現しているだけで、他の面々も結構わくわくしているらしい。だが野明は除くってか。

 

おやっさんも心なしかわくわくしているようで、速攻初期設定の指示を出すことに。しのぶさんと五味丘さんが見つめる中、トヨハタオートSRXー70が姿がお披露目され食い入るように見る太田。物騒な武器を積んだレイバーの説明を聞き、さらにテンションMAXな太田は、後藤隊長に試射を申し込むも、管轄違いと突っぱねる後藤隊長に食い下がり、あわてて南雲隊長にお願いするも「必要ありません!」きっぱりと断られ、わめく太田に足を引っ掛けてひっくり返った太田に一言「やめた?」。後藤隊長はんぱねぇ。そこにしびれるあこがれるぅ。

 

 

 

説明書を読みながらコントローラーを握り「こいつ動くぞ!」ではなく、南雲隊長直々の指示のもと五味丘さんが操縦することに。たぶんしのぶさんのことだから説明書ちゃんと読んでから指示してんだろうなぁ・・・なんぞ考えていると、肝心の訓練になったらおねむタイムの第二小隊の面々と整備班。日向ぼっこでぽけ~っとしながら訓練を眺めるなんて、てめぇらテンションあがりすぎて夜寝れずに結局昼間眠くなる小学生か!

 

そんなツッコミはさておき、どっちにしろ第一小隊にはイングラムがあるんで関係なしってことなので、お気楽です。やきもきして羨望のまなざしで眺める安心と信頼の太田。

 

のんきに見物をしているのは、第二小隊と整備班の愉快な仲間たちだけで、後藤・榊の名コンビは隊長室に集まって話し合っていた。後藤曰く、どうもきな臭いとのことで、榊が言うには後発メーカーなのでサービスの良さは良いとしても正式導入まで貸出無料でメンテまでメーカー請負は異常だとのこと。後藤隊長的には「タダほど怖いものはない」というところでしょうか。

 

 

 

もっとも、この手の話に詳しい御曹司さんは野明と一緒にお昼寝タイム。野明のお着替えタイムを待つ篠原は野明の『第一小隊で実験しようとか?』で、名探偵アスマモードに。

 

 

 

一方その頃第一小隊は初の実戦で大成果を挙げることに。動きに威圧感が半端でなく、しのぶさんと五味丘さんは大満足なご様子。しかし五味丘さんの感想はたった一言『いいね。すごくいいね。』ってフェイスブックかよ(笑)。そんな感想に具体的な感想を求めるシゲさんの整備員魂が光るなか、青いつなぎを着た整備士たちがやってきた。どうやらトヨハタオートの連中らしい。勝手にいじりだすのを必死に止めるも聞かぬトヨハタの整備士たち。それをみて後藤隊長が一言「どうもまずいよ。しのぶさん」。ほんとだよしのぶさん。

 

 

 

いよいよBパートに入ります。

 

おやっさんの情報を聞く後藤隊長。榊曰く「泥棒の手際だぜ」とのこと。行動パターンデーターをコピーしていくことが本命で、整備をするのは形だけというありさまらしい。もってけドロボーとはいかないのが警視庁特車二課。

 

嗅ぎまわっているのが忍さんに速攻ばれてる後藤隊長は、名探偵アスマの帰還で正直に話す羽目に。隊長室に入るときにあからさまに嫌そうな顔をする後藤隊長(顔芸後藤)。

 

名探偵アスマによると、トヨハタオートは「爪楊枝からスペースシャトルまで」でおなじみのシャフトエンタープライズの隠れ蓑だとのうわさがあるとのこと。しかし、推理が甘い名探偵アスマ。『特車二課があまり好ましくない宣伝に使われるのが心配で』って、そんなレベルじゃねぇぞ遊馬よ・・・と皆が思ったことを後藤隊長が「本当にレイバー屋のせがれか?」と一言。それってどういう?とまったく意味を理解していない遊馬に対するズッコケを後藤隊長ではなく、隊長室のプレートがやってくれました。そういやこういう演出踊る大捜査線でもあったような。

 

 

 

 

 

聡明にして、美しい南雲隊長は課長に直談判することに。課長はバックにシャフトが絡んでいることは知っていて、それがどうした?と言いたそうな剣幕。

 

特車二課で蓄積された行動パターンデーターが戦争に利用されるのが納得いかないしのぶさん。いかにそれが危険なことかと問い詰める南雲隊長の話を書類を見ながら聞く福島課長。こりゃ課長もあながちしのぶさんの言うことも一理あると思っているからだろうな。

 

『金のためにレイバー隊の誇りを捨てろと?』としのぶさんに問われて、課長のとどめの一言『プライドでレイバーは動かんよ』。

 

いかにも警察官僚って感じの福島課長の気持ちもわからんでないなんて思い始めた管理人は心が荒んできたのかな?それにしてもしのぶさんに見つめられたらこんなこといえねぇよ。

 

 

 

警察上層部の考えにご不満のしのぶさんは、海を眺めてこぶしを握る。こういう嫌な大人のしがらみの世界に直面し、やるせない気分になっているしのぶさんがとってもかわいいとおもうのは管理人だけじゃないはず。

 

 

 

しかし、特車二課はコンビニ同様24時間365日営業中ゆえに出動がかかる。早速整備班たちが出動準備を進め、キャリアに搭載されたSRXー70と97式改が通り過ぎるのを見てしのぶさんが一言『97式改でいきます』。『あぁ?』と仕事人モード榊さんが思わず聞き返しシゲさんがキャリアから落っこち壮大なるズッコケをした後「えっ?」っという表情を見せるが、しのぶさんの真剣な表情を見てすべてを悟った榊さん。『97式はすぐ出せるか?』と問うとすぐさま『もちろんすぐに出せます』。 おまけに五味丘の『妙な連中にいじくられた新型よりもシゲさんたちの整備してくれた97式改で出たいな』なんて粋なことを言う。

 

うん、これだよパトレイバーの良さってのは。榊とシゲ、南雲と五味丘の上司と部下の関係がうまくいってるんですよっていう暗に表現する仕方、好きですよ。
そんな4人を見つめていた後藤隊長と遊馬の上司部下コンビも出動準備に入り、現場に向かうことに。

 

 

 

現場はとある港。いつものごとくパトカーが破壊され。今週のパトカー破壊いただきました。
犯人のレイバーは菱井のヘラクレス。性能の違いは明白であるが、五味丘・ゆうきのコンビの活躍によって無事解決。必ずしも性能だけがすべてじゃないってことですよ。
思わず、機動戦士ガンダムのランバラルの名言「見事だな。しかし小僧、自分の力で勝ったのではないぞ。そのモビルスーツの性能のおかげだという事を忘れるな」を思い出してしまった。もっとも、今回はその逆、犯人が性能を十分に発揮できずに格下の97式に負けるという醜態をさらしちゃったわけで・・・。

 

 

 

結局、どういうわけかトヨハタオートのSRXー70は採用見合わせに。ザマァとでも言いたげなシゲさんに見送られ去っていくいやそうにSRXー70を持ち帰るトヨハタの整備士たちを見つめるもう一つの男がいた。そう太田である。42ミリを撃たせてくれぇーと雄たけびをあげながら走る太田を第二小隊総動員で取り押さえられたではないか。
  

 

それもそのはず、太田をSRX-70のパイロットにするという大胆で見事なしのぶさんの提案によって見送りになったのであった。警察の上層部にまで知れ渡っている太田の暴れん坊具合。そりゃ、イングラムであの惨劇なのに、SRX-70に乗らせたら第三次世界大戦の勃発だよ。

 

 

 

結局、レイバーは使う人次第でどうとでもなる。そういう話でした。結局ハードも大事だけどソフト特に人間の技量(技術)も大事ということでしょうか。
結構まじめな内容だった第7話『まぼろしの緑』。今度の話は鬼振村のお化け騒動です。こういう話があるとホッとする。そんなバカ話にターゲットロックオン。

 

 

 

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