機動警察パトレイバーもろもろ

機動警察パトレイバーの感想とパトレイバーの用語集
~心機一転お引越し~

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このブログは『機動警察パトレイバー』という隠れた名作ロボットアニメのTV版と後期OVAについて書かれたブログです。 TV版1話から後期OVA最終話16話までの感想と気になったセリフ・人物・用語を書いていこうと考えています。   機動警察パトレイバーについてもっと詳しく知りたい人はウィキペディアで調べてみるのもよいでしょう。このブログはウィキペディアに載っていないようなニッチな小さなマニアックな事柄を書いていこうというコンセプトのものです。   目次ページURL http://blog.goo.ne.jp/mimataty01496/e/7d9a8128f14919eb5aee1c6e6e099c60

YAHOO出張版開設のお知らせ

2015-11-02 | トップページ

いつも当ホームページをご覧くださりありがとうございます。

このたび、yahoo様のyahooブログ内にて、『機動警察パトレイバーもろもろ(出張版)』

http://blogs.yahoo.co.jp/hotelshinderera202/65615213.html

を開設いたしました。

内容は原則、当ブログと同じです。

当面は当ブログも同時更新していく予定です。

 

今後ともよろしくお願いいたします。


管理人よりお引越しのお知らせ

2014-09-09 | トップページ

このたび、OCNブログサービスのブログ人がサービス終了に伴いましてGooブログにお引越しいたしました。

旧サイトアドレスはhttp://mcgarry.mo-blog.jp/blog/ でした。

 
今後とも新規投稿および更新を進めていきます。どうぞよろしくお願いいたします。


NIPPANレンタカー

2014-04-11 | パトレイバーの用語集

NIPPANレンタカーとは、遊馬が使ったレンタカー会社の名前。

 

後期OVA第16話『第二小隊異常なし』にて登場する。たぶんニッポンレンタカーのパロディー。
シビックっぽい車を遊馬が借りた。

 

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dudweiser

2014-04-11 | パトレイバーの用語集

dudweiserとはホテルシンデレラの冷蔵庫にあったビールの名前。

 

我らの後藤隊長が南雲隊長をラブホテルに誘い込んだ際に、最初に飲もうとしたビールがこれである。

もちろん元ネタはアメリカの有名なビール会社のBudweiser(バドワイザー)である。デザイン的にもまさにバドワイザーである。パトレイバーで『バド』って聞くとシャフトを思い出す人も多いのでは。 

 

 

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機動警察パトレイバー8話「まぼろしの緑」

2014-03-29 | 感想など

首都環状20号線の建設現場にて奇妙な事件が起きた。どういうわけか第二小隊にその使命が回ってきた。鬼振村に行ってみると胡散臭い人たちがいる妙な村であった。
野明・ひろみ・遊馬の3人が現場に行って調査すると次々と起こる事件の数々。
はたして、3人は無事に事件を解決できるのか?そして早く工事を終わらせて田舎に帰りたい工事現場責任者(Cv:マダオ立木文彦)はどうなったのか・・・

 

ここは鬼振村。満月の夜遅くに走る自転車が一台ある。自転車をこぐのはこの村の駐在さん。
パトロール中なのかどうかは知りませんが、不気味な森の中を走っていると赤い謎の物体が!
よくみりゃそれがなんだか分かるんだが、この駐在さん驚きのあまり一言「鬼だぁ~。鬼が出たぞぉ~」っておいお前警官だろうが(笑)そんな解釈でいいのか・・・犯罪者のレイバーとか気づかんのかな?

 

ところ変わって隊長室。遊馬・野明・ひろみの三人組が後藤隊長のデスクの前で後藤隊長の説明を聞いていた。隊長によると首都環状20号線の工事が何者かによって妨害されているそうな。ようするに、その解決に行って来いとのこと。
警視庁のお荷物で何でも屋扱いの特車二課に任せとこうぜってな具合に仕事が回ってきたというのが二課らしいよほんと。しかも、これを香貫花や太田ではなく、この3人に任すあたりがナイスキャスティングな後藤隊長。太田・香貫花であれば、大暴走しかねないし、それにひろみちゃんや進士を付けたところで、抑えられるわけでもない。ならば噂話やら面白そうな話が大好きな遊馬や素朴で素直な野明を持って行った方がいいんじゃないかってう絶妙なキャスティング。
いやぁ~後藤隊長すごい。
  

んで、後藤隊長が三人を送り出す言葉が一言「は~い、頑張ってね~」って軽っ。
一方整備班員(一人はCV:マダオ立木文彦)たちはというと、3人を憐れむ声が・・・。「爆弾抱えた第二小隊の面目保つには、つらいとわかってても自ら出動せにゃならんこともあるのよ」ってよくわかってるじゃないか名もなき整備班員よ・・・。もちろん爆弾は太田さんだよ。
「背中が泣いてるぜ」ってそれは遊馬よりひろみちゃんの気がするが・・・。

 

そのひろみちゃんは民話と伝説が好きらしく、鬼振村の鬼の話をすることに。んでこの話が長い長い。遊馬は話の内容よりもひろみちゃんが長話したことが驚きなご様子で、揚句「鬼のたたりかもしれんぞぉ~」なんて言うもんだからひろみちゃんがビビるビビる。思わずハンドルから手を放し耳をふさぐひろみちゃん。そしてハンドルをあわてて握る野明。

鬼振村に到着した3人組を木の陰から見つめる一人の女性が・・・ってお前は星飛雄馬のお姉ちゃんか!

 

いざ現場に行ってみると無残な姿の工事現場が・・・。飯場らしき建物は壊され、こわれたレイバーが散乱するありさま。そして半泣きというより泣いている工事責任者(Cv:マダオ立木文彦)が一名。
彼の話によると、十分な下調べも日程もなく、必死になって工事をしていたさなか、このありさまらしい。大騒ぎするもばあさんは知らぬといい、揚句欅の木の鬼のたたりとのうわさがあるとのこと。
んで、その欅は樹齢1000年を超えるご神木らしく、これをどかさにゃいけない。しかし、それをどかそうとしたところ、例の事件は起こったらしい。
さすが不幸の男マダオって・・・そりゃ違うアニメか(笑)

 

それを聞いて遊馬がひとこと「ここをよけて道を作りましょうよ」っておいおい!それができりゃ苦労しねぇよと工事責任者と一緒にツッコミを入れていると、「たたりじゃぁ~」と連呼するばあさんに、一昔前の暴走族風の改造をした豊作君が走り去っていった。なんじゃこの村?

 

んでまた木の陰からそれを見つめる女性が登場。よこにはピンクの美少女レイバーが。もう星飛雄馬姉ちゃんごっこは山なさいってば

とここで前半終了。アイキャッチに消防用レイバーと美少女レイバーが出現。たしかに鬼っぽいレイバーは赤いけども。

 

後半始まって早々に、お掃除をする第二小隊の3人組。さすが手慣れてらっしゃる。すいすい作業が進む。すると遊馬がレイバーの足跡を発見。うん、こりゃ明らかにレイバーの仕業ですわ。少なからず鬼とか怨霊とか霊とかそういう類ではなさそう。でものちに本物の例が出るけどね(第27話「闇に呼ぶ声」のこと)。
さらには、どう見ても1台だけじゃないらしい。こりゃ複数犯ですな。よっ名探偵アスマ。真っ先に思い浮かべるのは暴走族風レイバー豊作君では。そんな話をしていると飛んで火にいる夏の虫というべきかイタリア製ガンボルギーニのレイバーに乗った昭和初期の成金オヤジ風の怪しいおっさんが。それをみて野明が一言「趣味悪~い。」同感だよ

 

「イタリア製はスピードとパワーはピカイチだ」などと下らん御託を並べた挙句、窓を開けて「調査は順調ですかな?」なんぞとほざくおっさん。どうやら個々の地権者だったらしい。明らかに怪しいが、 あまけに「あの木には絶対に手を付けてはならん」何ぞというもんだからますます怪しい。おまけに蝶ネクタイなのが怪しいっていう冗談はともかく、要は欅の木には触れるなと言いたいらしい。

 

ところ変わって、遊馬たちの宿。公民館か民宿かは知らんが、『遠山の金さん』っぽい時代劇(Cv:太田功)を見ながら寝ころぶ遊馬と茶を入れるひろみちゃん。なんだこの老夫婦みたいな光景。その孫、いや同僚の野明といえば、レイバーの手入れ中のご様子で、鼻歌を歌いながらレイバーの手入れをしているとセンサーに反応有。おまけにこの反応は2体のレイバー。さらには停電まで起きたではないか。

アルフォンスの後ろにゆっくりと迫る赤いレイバー。そして振り向きざまにアルフォンスが右ストレートをぶちかますと、そそくさと退散していった。
あわてて駆け寄る遊馬。そして悲鳴を上げるひろみ。そこには分電盤らしきところに蛇が絡みついていた。ああおぞましい。
アルフォンスの赤外線センサーによると明らかにレイバーらしい。売られた喧嘩は買わなきゃならん。いよいよ遊馬が仕掛けます。心なしか楽しそうなのは気のせいか?

 

翌朝、遊馬の作戦がいよいよ始まる。欅の木の周りには村人と工事作業員が集まって、なにやら噂話をしている。どうやらアルフォンスが欅の木を切ると通告したらしい。これなら犯人一味がやってくるだろう。

 

田んぼのあぜ道を走る指揮車とキャリアを妨害したのはガンボルギーニと豊作君。うん、実にわかりやすい怪しいレイバーでした。出て行けだのこれ以上いると死人が出るなど執拗に脅すんでアルフォンスを起動させることに。それを見て豊作君のヤンキーと怪しい成金オヤジはただあっけにとられているではないか。そんなにパトレイバーは物珍しいかい?
  

2対1でおまけに相手は女性という明らかにせこい戦いを豊作君が仕掛ける。
野明が電磁警棒で仕留めようとするも、小回りを利かせ見事によける。おまけに「日本の田んぼは狭いからよぉ。小回りが利くように作ってあんだぜぇ」などと解説までしてくれる。
成金オヤジはというとやめろ、帰れというもののヤンキーに煽られアルフォンスに仕掛けはじめたではないか。
野明がマジギレして太田みたいに銃を向けるとさすがにビビった豊作君ヤンキー。すると「やめて」とどこからともなく声が聞こえて、美少女セイバーに乗った星飛雄馬の姉っぽい女が登場。罰が当たるのはおじいちゃんの方だなんていうんだから成金オヤジの孫ってことか。
どうしてもやるなら、私を倒してからにしてなんていうもんだからさすがに、豊作君ヤンキーもたじろぐ。

 

さらには野明が「特車二課の名に懸けてそんなことはさせない」なんていうもんだから、完全に成金オヤジと豊作君ヤンキーは戦意喪失。そんなに特車二課第二小隊が怖いのか。
んで、出るわ出るわ第二小隊の半分ほんとで半分嘘の悪名のかずかず。銃をところ構わずぶっ放すとか通った後にはぺんぺん草も生えないとか、ほぼすべて太田の悪行であるがそんな話が出たもんだから、詳しいことを知らぬ成金オヤジはビビッてしまい完全に沈黙。ってかこんな田舎にも悪名は響き渡ってるんかい。

 

そしてお待ちかねの種明かしタイム。もちろん犯人は成金オヤジと豊作君ヤンキーの二人組。どうやら第二次世界大戦の末期、村中の金銀を集めたが引き渡す前に戦争が終わって返すに返せなくなって欅の木の下にそれを埋めたらしい。それがばれるとまずいんで妨害していたそうな。
村長と神主の名誉のために隠し通すために、金銀を回収するためにレイバーを使って掘り起こしていたところを駐在にみられたので、鬼の祟りにしたとのことらしい。
それにしても、かれこれ50年以上も昔のものがいまだに残っているとは・・・。それに戦時中の金属供出をネタにしてありそうな話をつくるあたりさすがです。

 

しかし、成金オヤジの妻、美少女レイバーの女性のばあさんは知ってたらしく、孫に筒抜けだった模様。おい、3人だけの秘密じゃねぇじゃねぇか。
  

そうこうしていると木の下から金銀財宝が出てきたではないか。盗むんじゃないよマダオっていう冗談はともかく、欅の木を残したいのは村人も第二小隊も同じ。
結局、アルフォンスで神社の裏山に移植することに。ほんとみんな優しいね。それにいなかったけど鬼の祟りもあるかもしれないし。

 

夕暮れの鬼振村に、アルフォンスとご神木と美少女レイバーが仲良く移動という何と牧歌的な光景がここに。村人たちもご満悦なご様子。
いやぁ~好きだな。こういう演出。田舎町に近未来の乗り物が欅の木を運ぶという何とも似つかわしくないもの同士がミックスされている感じ。

 

んで、あの美少女レイバーに乗っている女性の名前は「ひろみ」ちゃん。男のひろみと女のひろみがここに揃った。う~んメデタシメデタシ。というひろみって女の子っぽい名前じゃんという視聴者の思いを代弁しているような演出で幕を閉じた。

 

 

最初はちょっと不気味な話かとおもわて、最後はほっこりいい話な吉本新喜劇のような流れでした。レイバーをはじめとする科学技術が進んでも、たたりだの鬼だのこの手の話はなくならないってことでしょうかね。

どうやらテロップによると豊作君に乗っているヤンキーは農業青年で、工事現場の男(Cv:マダオ)は主任らしい。ちゃんと名前つけてやりなさいよ・・・なんて思った管理人であった。

次回はいろんな意味で赤いレイバーが登場します。それでは。

 

 

 

第7話感想はこちら                              第9話感想

 

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ファミリー劇場にてパトレイバー一挙放送

2014-03-29 | 感想など

パトレイバーファンの皆様は良くご存知かと思いますが、ファミリー劇場にて2014年3月22日以降、アーリーデイズにTV放送版、後期OVA、劇場3作品とミニパトが放送中です。

ファミリー劇場のWebページリンクはこちら→http://www.fami-geki.com/patlabor/

 

いやぁーやってくれますねファミリー劇場。
実写版が2014年4月5日に公開とのことで、それのタイアップなのでしょう。
まさに実写化さまさまといった具合です。

  
TV放送版は良くも悪くも地上波で放送する前提でつくられた作品というか放送されていたので放送されても納得ですが、後期OVAはいろんな意味ですごい。あの伝説の『二人の軽井沢』や『星から来た女』、『黒い三連星』などの名(迷?)作が見れるなんて胸アツ。
もちろん、ノーカットでしょうな? まさかすっぽんぽんの第二小隊のみたくもない半裸をファミリー劇場で観ることができるとは・・・特に後期OVAは家族と一緒には観ない方がいいかもしれない。ファミリー劇場なのに・・・。

 

そういえば、ファミリー劇場は近年かなりアニメのチョイスが秀逸で、銀河英雄伝説を放送していました。まさにプロージット。

 

銀河英雄伝説の話はさておき、機動警察パトレイバーをファミリー劇場で見ましたよ。いやぁ~DVDやブルーレイを借りたり買って見るのとは一味違いますね。CMでTV第一話『イングラム起動』の映像(野明が初めて特車二課第二小隊の面々に公式に挨拶して敬礼するシーンとイングラム泥棒の仲間のレイバーに初めて電磁警棒を使ったシーンが使われてました)が流れた瞬間、ちょっと鳥肌立ちました。
なんといってもTV版初代OPの曲『そのままの君でいて』がかかった瞬間、テンションが上がりました。

  
 

パトレイバーファンの皆さんも、そうでない人も機会があればぜひ見てみてはいかがでしょうか?とくに、初めてパトレイバーを見る人は必見ですよ。

 

 

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機動警察パトレイバー7話「栄光の97式改」感想

2014-03-15 | 感想など

ついに第一小隊に新型レイバー導入? うまい話に裏がある

 

 

 

あらすじ

 

特車二課第一小隊は、相変わらず旧式のレイバーを使用していた。そんな中、試験的に菱井の新型レイバーが導入されることになった。

 

ところが、どうも怪しいし、正式導入まで無料貸し出しでメンテもメーカー請負という異常なまでのサービスの良さ。案の定、メンテという名目で動作データーを持って行かれて・・・。

 

 

 

今回は、篠原重工業御曹司の篠原遊馬と後藤隊長の見せ場があるレイバー産業と警察の政治話です。何と管理人好みの内容か。そして内海と黒崎でおなじみのシャフトエンタープライズが初めてストーリーに絡んできます。では早速本編を。

 

 

 

特車二課の黄昏時、ストップウォッチで3分きっかりはかってカップラーメンをつくる後藤隊長。ってか隊長室暗いよ。こっそりと夜食のカップラーメンをほおばる後藤隊長よ・・・電気つけないのね。

 

そこにしのぶさんがやってきて部屋をつけ一言「あら?まだいたの?」。どうもご機嫌な様子のしのぶさんで、どうやら第一小隊にいいことがあるそうで・・・。だが、後藤隊長はいろんな意味で気になるらしく、熟年夫婦風情のお二方に意見の相違がありそうですよ。

 

 

 

一方その頃、第二小隊のデリケートな面々は格納庫に全員集合して、レイバー談議に花が咲いてます。野明はワックスがけをする中、遊馬に香貫花、進士、山崎の面々が勢ぞろい。映画だの家族サービスを放り出して、地の果てにやってきたのは新型レイバーの納入があるからだそうで、そうこうしているうちにシゲさんが「来たぁー」と雄たけびを上げる。

 

さすがシゲさん、テンション高い。まるで新しいゲームソフトが届いたときの小学生男子みたいにはしゃぐはしゃぐ。あくまでもシゲさんは素直に表現しているだけで、他の面々も結構わくわくしているらしい。だが野明は除くってか。

 

おやっさんも心なしかわくわくしているようで、速攻初期設定の指示を出すことに。しのぶさんと五味丘さんが見つめる中、トヨハタオートSRXー70が姿がお披露目され食い入るように見る太田。物騒な武器を積んだレイバーの説明を聞き、さらにテンションMAXな太田は、後藤隊長に試射を申し込むも、管轄違いと突っぱねる後藤隊長に食い下がり、あわてて南雲隊長にお願いするも「必要ありません!」きっぱりと断られ、わめく太田に足を引っ掛けてひっくり返った太田に一言「やめた?」。後藤隊長はんぱねぇ。そこにしびれるあこがれるぅ。

 

 

 

説明書を読みながらコントローラーを握り「こいつ動くぞ!」ではなく、南雲隊長直々の指示のもと五味丘さんが操縦することに。たぶんしのぶさんのことだから説明書ちゃんと読んでから指示してんだろうなぁ・・・なんぞ考えていると、肝心の訓練になったらおねむタイムの第二小隊の面々と整備班。日向ぼっこでぽけ~っとしながら訓練を眺めるなんて、てめぇらテンションあがりすぎて夜寝れずに結局昼間眠くなる小学生か!

 

そんなツッコミはさておき、どっちにしろ第一小隊にはイングラムがあるんで関係なしってことなので、お気楽です。やきもきして羨望のまなざしで眺める安心と信頼の太田。

 

のんきに見物をしているのは、第二小隊と整備班の愉快な仲間たちだけで、後藤・榊の名コンビは隊長室に集まって話し合っていた。後藤曰く、どうもきな臭いとのことで、榊が言うには後発メーカーなのでサービスの良さは良いとしても正式導入まで貸出無料でメンテまでメーカー請負は異常だとのこと。後藤隊長的には「タダほど怖いものはない」というところでしょうか。

 

 

 

もっとも、この手の話に詳しい御曹司さんは野明と一緒にお昼寝タイム。野明のお着替えタイムを待つ篠原は野明の『第一小隊で実験しようとか?』で、名探偵アスマモードに。

 

 

 

一方その頃第一小隊は初の実戦で大成果を挙げることに。動きに威圧感が半端でなく、しのぶさんと五味丘さんは大満足なご様子。しかし五味丘さんの感想はたった一言『いいね。すごくいいね。』ってフェイスブックかよ(笑)。そんな感想に具体的な感想を求めるシゲさんの整備員魂が光るなか、青いつなぎを着た整備士たちがやってきた。どうやらトヨハタオートの連中らしい。勝手にいじりだすのを必死に止めるも聞かぬトヨハタの整備士たち。それをみて後藤隊長が一言「どうもまずいよ。しのぶさん」。ほんとだよしのぶさん。

 

 

 

いよいよBパートに入ります。

 

おやっさんの情報を聞く後藤隊長。榊曰く「泥棒の手際だぜ」とのこと。行動パターンデーターをコピーしていくことが本命で、整備をするのは形だけというありさまらしい。もってけドロボーとはいかないのが警視庁特車二課。

 

嗅ぎまわっているのが忍さんに速攻ばれてる後藤隊長は、名探偵アスマの帰還で正直に話す羽目に。隊長室に入るときにあからさまに嫌そうな顔をする後藤隊長(顔芸後藤)。

 

名探偵アスマによると、トヨハタオートは「爪楊枝からスペースシャトルまで」でおなじみのシャフトエンタープライズの隠れ蓑だとのうわさがあるとのこと。しかし、推理が甘い名探偵アスマ。『特車二課があまり好ましくない宣伝に使われるのが心配で』って、そんなレベルじゃねぇぞ遊馬よ・・・と皆が思ったことを後藤隊長が「本当にレイバー屋のせがれか?」と一言。それってどういう?とまったく意味を理解していない遊馬に対するズッコケを後藤隊長ではなく、隊長室のプレートがやってくれました。そういやこういう演出踊る大捜査線でもあったような。

 

 

 

 

 

聡明にして、美しい南雲隊長は課長に直談判することに。課長はバックにシャフトが絡んでいることは知っていて、それがどうした?と言いたそうな剣幕。

 

特車二課で蓄積された行動パターンデーターが戦争に利用されるのが納得いかないしのぶさん。いかにそれが危険なことかと問い詰める南雲隊長の話を書類を見ながら聞く福島課長。こりゃ課長もあながちしのぶさんの言うことも一理あると思っているからだろうな。

 

『金のためにレイバー隊の誇りを捨てろと?』としのぶさんに問われて、課長のとどめの一言『プライドでレイバーは動かんよ』。

 

いかにも警察官僚って感じの福島課長の気持ちもわからんでないなんて思い始めた管理人は心が荒んできたのかな?それにしてもしのぶさんに見つめられたらこんなこといえねぇよ。

 

 

 

警察上層部の考えにご不満のしのぶさんは、海を眺めてこぶしを握る。こういう嫌な大人のしがらみの世界に直面し、やるせない気分になっているしのぶさんがとってもかわいいとおもうのは管理人だけじゃないはず。

 

 

 

しかし、特車二課はコンビニ同様24時間365日営業中ゆえに出動がかかる。早速整備班たちが出動準備を進め、キャリアに搭載されたSRXー70と97式改が通り過ぎるのを見てしのぶさんが一言『97式改でいきます』。『あぁ?』と仕事人モード榊さんが思わず聞き返しシゲさんがキャリアから落っこち壮大なるズッコケをした後「えっ?」っという表情を見せるが、しのぶさんの真剣な表情を見てすべてを悟った榊さん。『97式はすぐ出せるか?』と問うとすぐさま『もちろんすぐに出せます』。 おまけに五味丘の『妙な連中にいじくられた新型よりもシゲさんたちの整備してくれた97式改で出たいな』なんて粋なことを言う。

 

うん、これだよパトレイバーの良さってのは。榊とシゲ、南雲と五味丘の上司と部下の関係がうまくいってるんですよっていう暗に表現する仕方、好きですよ。
そんな4人を見つめていた後藤隊長と遊馬の上司部下コンビも出動準備に入り、現場に向かうことに。

 

 

 

現場はとある港。いつものごとくパトカーが破壊され。今週のパトカー破壊いただきました。
犯人のレイバーは菱井のヘラクレス。性能の違いは明白であるが、五味丘・ゆうきのコンビの活躍によって無事解決。必ずしも性能だけがすべてじゃないってことですよ。
思わず、機動戦士ガンダムのランバラルの名言「見事だな。しかし小僧、自分の力で勝ったのではないぞ。そのモビルスーツの性能のおかげだという事を忘れるな」を思い出してしまった。もっとも、今回はその逆、犯人が性能を十分に発揮できずに格下の97式に負けるという醜態をさらしちゃったわけで・・・。

 

 

 

結局、どういうわけかトヨハタオートのSRXー70は採用見合わせに。ザマァとでも言いたげなシゲさんに見送られ去っていくいやそうにSRXー70を持ち帰るトヨハタの整備士たちを見つめるもう一つの男がいた。そう太田である。42ミリを撃たせてくれぇーと雄たけびをあげながら走る太田を第二小隊総動員で取り押さえられたではないか。
  

 

それもそのはず、太田をSRX-70のパイロットにするという大胆で見事なしのぶさんの提案によって見送りになったのであった。警察の上層部にまで知れ渡っている太田の暴れん坊具合。そりゃ、イングラムであの惨劇なのに、SRX-70に乗らせたら第三次世界大戦の勃発だよ。

 

 

 

結局、レイバーは使う人次第でどうとでもなる。そういう話でした。結局ハードも大事だけどソフト特に人間の技量(技術)も大事ということでしょうか。
結構まじめな内容だった第7話『まぼろしの緑』。今度の話は鬼振村のお化け騒動です。こういう話があるとホッとする。そんなバカ話にターゲットロックオン。

 

 

 

第6話感想はこちら          他の感想はこちら       第8話感想はこちら

 

 

 

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機動警察パトレイバー6話「ザ・タワーS.O.S」感想

2013-06-22 | 感想など

~人命救助なのに救助以外で目立つ第二小隊のいつもの姿~

 

あらすじ

日本に某国外相のクラウス氏が来日した。多摩市で建設されているタワーシティーの視察をしていると突然火災が発生、大臣とその部下そして桜山レポーターが閉じ込められてしまった。

彼らを救助すべく、第二小隊が出動したが・・・。

 

 

あらすじで、なんとなく嫌な予感がする方、あなたは立派なレイバーファンです。

今回はシバシゲオの名言や警視庁の楽しい上司たちの姿を見ることができますよ。

 

ではさっそく見ていきましょう。

曇り空な特車二課棟で、『レイバー隊!またもや脅威』なんて書かれた新聞を広げ、またかとぼやく後藤隊長に、こっち(第二小隊)も、とばっちりを食らってると日頃の不満をしれっと言う南雲隊長。

あぁこれぞ熟年夫婦です。違うけど・・・。

 

一方、第二小隊はというと待機というなのオフタイムを満喫中で、野明はシバシゲオと一緒にイングラムの手先の訓練中です。

シゲさんの名言「中指の第二関節にポリシーがないんだよなぁ・・・。はっきり言ってあやとりは哲学だよ」などと名言を聞きながら、野明ちゃんはイングラムの手を使ってあやとりの「はしご」を無事完成させます。まさに「お上手!」

それにしても第二関節にポリシーってなんなんだ?シゲさんのこういう意味がいまいちわからないが、なんだかおもしろいセリフがちょくちょく入るあたり、パトレイバーのおもしろさのひとつですね。

 

 

能天気な雰囲気もここまでで、クラウス外相と桜山桃子の愉快な仲間たちがタワーシティ建設現場で火災に巻き込まれてしまったではないか。何やってんだよ工事現場の作業員たちよ・・・。クラウス外相のSPか秘書か知らぬが取り巻きも慌てふためき、外相を助けるどころかみんな仲良く取り残される始末。何やってんだよ・・・。

てなわけで、特車二課にも出動要請がかかります。タワーシティーに向かう途中に福島課長に「第一小隊は最悪の状態に備えて現場で待機」なんてひどい言われ方をされながら現場に到着します。

 

到着すると消防士に説明を受ける後藤隊長。通気口やら通路に消防レイバーが各座していて、使用不可能らしくクレーンをつかって侵入することに。

消防レイバーも第二小隊と似たことしてるねぇ。もっとも第二小隊の方が迷惑な失態を繰り返し、目立っているんですが。今回もやらかす予定だし。

 

そんな中、福島課長にテントに呼ばれた後藤隊長は、福島課長と本庁広報課長に報告がてら、警察のイメージアップになるような行動をせよ!と発破をかけられてしまった。

もうこれだから上の人は・・・ってやつで、マスコミをじゃんじゃん入れて警察の自己PRをしたいらしい。これには後藤隊長だけでなく南雲隊長もあきれる始末。

どう考えても汚名挽回(決して名誉挽回でない)し、さらに恥と不祥事の上塗りをすることになりそうなんだが・・・。

 

屋上のクレーンを使って外相御一行様を救出することになった太田、野明の両名は、まず太田から降下することに。それだけでも嫌な予感がするのに、案の定通路への入り口にあった障害物をどけるためにリボルバーを取り出そうとしてビル外壁に激突し、破片が地上に落下しマスコミ連中が逃げ惑い、パトカーが大破してしまった。でも課長と広報課長は動かない。(怒りすぎて、何も言えない状態ともいう)

銃がない(怒)なんて、怒りの声を上げる太田にすかさずツッコミを入れる遊馬。ああいつもの特車二課第二小隊だ。ってか野明を最初に入れろよ。

挙句の果てに、クレーンのロープに絡まって太田機終了のお知らせ・・・。

何やってんだよ。まったくもう・・・。と視聴者もぼやきたくなる。

 

結局、太田の代わりに野明が出動し、無事にクラウス外相の愉快な仲間たちの閉じ込められている区画の隔壁前に到着でき、救助活動を開始することに。

最初っからそうしたらよかったのに・・・という感想はともかく、あの「あやとり(哲学)」が役立つ時がやってまいりました。隔壁を開けるレバーを回すわけだが、火災ですさまじい温度になっているらしく人の手では操作不可能なことが判明。

野明ちゃんは最初、イングラムを降り自らの手で操作しようとしていました。

その発想はなかった!

遊馬の音頭を確かめろというアドバイスがなければ両手が大やけどでした。ナイスフォローな遊馬。

さて細かな作業に取り掛かり、折れそうなレバーをつかみ回そうとしたその時、「遊馬!またアルフォンス汚れちゃった」って今言うことなのかそれ(苦笑)

どんな時でもアルフォンスが一番な彼女らしいといえばそれまでですが、純粋なんだか空気読めないんだか・・・。

 

 

そういう話はともかく、あやとりで培った細やかな作業能力を生かし、無事に開閉レバーを回してクラウス外相の愉快な仲間たちとご対面できた野明ちゃん。よくできました。やっぱりあやとりは人命救助につながる。まさに哲学でした。

 

クラウス外相とゆかいな仲間たちがイングラムに抱きかかえられ、消防隊に引き渡される際に、クラウス外相が一言「レディーファーストです」って、こいつどんだけ桜山桃子のこと好きなんだよ。てかクラウス外相ってイギリス人なのか?英語使ってるし。一応紳士的だし。でも直に言っちゃうんだよね「好きです」って。

 

無事御一行を助けたものの、救助しに行って救助される羽目になる太田は、あいかわらず「逆さ張り付けの刑」もといロープに絡まりクレーンで宙吊り状態になったまま。

 

頭が痒い後藤隊長を尻目に、そそくさと帰り支度を始める南雲隊長。ほんと意地悪(悪い意味はない)。唯でさえ、いろいろ恥をかかされたので、そのくらい第二小隊で何とかしろってことでしょう。それにしても、どうやってほどくんだあれ。

自己PRどころか事故を起こし、おまけに恥までさらした特車二課に警視庁広報課長もさぞご立腹でしょう。いやぁお気の毒に。

 

気の毒なのは、太田も一緒だが、こっちは自業自得。二課に帰ったら、太田は逆さ貼り付けの刑に処されるんでしょう、きっと。もしかしたら東京湾に沈められるかも・・・。

 

 

おそらく翌日のこと。特車二課棟で、この事件の後日談が語られていました。

火災の原因が経費削減に宣伝効果ばかりを狙ったご都合主義的な判断だったそうな。それに都や外務省が一枚噛んでいて、結局広報活動は取りやめに。

本庁の広報課も第二小隊が出動すればああなることも予想できたろうに。

 

肝心の救出活動の成果は桜山桃子にすべてを持っていかれ、マスコミさんに恰好のお笑いネタを提供しちゃった二課といういつもの結果で、太田は進士に八つ当たり。

しかし、香貫花にあやとりでも練習したらと皮肉を言われ、怒りやら不意を突かれた驚き、的を射て反論できないもどかしさをひっくるめたような妙な表情をする太田の顔が何とも。

 

後藤隊長はクラウス外相からもらったという感謝状ならぬタワーシティーレプリカ、それも屋上にイングラムが乗ったものを差し出してしのぶさんへ一言「ほしい?」。

そして、しのぶさんが皮肉っぽく一言「欲しいわ」。

後藤隊長曰く、「あげる」。うん、後藤隊長は良くわかっている。こんなもんいらないわ。

隊長がほしいのはきっと食べ物や酒なんでしょう。いやほんとに。彼、八王子からもらったウイスキー私物化してるもんね。

 

一方、ハンガーでは野明と遊馬がアルフォンスを磨いている。遊馬も約束通り、燃えカスやら汚れを野明と一緒に落とすことに。野明に指示されて、ぼやきつつもしっかりとアルフォンスを掃除する遊馬と、アルフォンスのボディーを雑巾で磨く野明。

いつもの日常に戻った特車二課って感じで良いですね。

 

今回は、人命救助でも結局騒ぎと損害を出してしまう特車二課という構図でした。

 

次回は第一小隊に新型レイバーの試験導入の話です。人命救助の次はレイバー産業がらみの警察内外の政治話。政治に人命救助までなんでもありのパトレイバー。

それではまた次回。

 

第5話感想はこちら                              第7話感想はこちら

 

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風呂

2013-05-27 | パトレイバーの用語集

風呂とは日々の疲れを癒し体を清潔にする場所であり、時に事件が起きたり喧嘩が始まったりする場所である。

 

パトレイバーにおいては、事件が起きたり、その発端になる場所であることが多い。

太田と篠原が喧嘩したり、野明のあまりエロくない入浴シーンがあったりする場所でもある。

唯一、穏やかにかつ互いの親睦に使われたのは、TV話『スキスキ野明先輩』で野明・香貫花・かなの3名がともに宿直室の風呂で入浴したくらいである。

脇の下にほくろがある爆弾犯を探すために銭湯で戦闘を繰り広げたことはあまりにも有名である。

また、後期OVA『二人の軽井沢』での南雲しのぶの入浴姿を覗こうとした後藤隊長の勇気には、男子諸君の多くが感服したことだろう。しかも手錠プレイまで提案された・・・

 

銭湯であるが金剛湯は特に有名。というか風呂といえばここという人も多いはず。

 

 

 

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松本加奈ファンクラブ会員ナンバー0001番

2013-05-27 | パトレイバーの用語集

松本加奈ファンクラブ会員ナンバー0001番とは太田の裏の顔である。

 

『加奈ちゃん命』と書かれたハチマキをしめ、バラの花を加奈ちゃんに手渡していたその人物は「松本加奈ファンクラブ会員ナンバー0001」の太田功である。

その姿を見て、太田ってああ見えてアイドルオタクなんだな~と思った人も多いはず。

会員ナンバー0001なんだから、かなり初期のコアなファンである。

というか太田が24歳の方が意外である。

 

 

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御曹司

2013-05-26 | パトレイバーの用語集

御曹司とは、篠原遊馬の代名詞である。

 

一般的には御曹司というのは金持ちでお利口さんのお坊ちゃんキャラか小生意気でわがままキャラの2パターンだが、パトレイバーにおいては複雑な家庭環境によりひねくれてしまい、親子関係をこじらせたひねくれつつも正義感を持つ警察官(巡査)である。

 

シャフトのグリフォンやトヨハタオートの新型レイバー導入云々などレイバーがらみの事件があれば、ことあるたびに「篠原の御曹司」と揶揄されたり、情報源として頼られたりしている。

 

高校の同級生に「御曹司」との玉の輿を狙ってたとぶっちゃけられたり、御曹司がどうして地方公務員なの?と不思議がられたりと、何かと話のネタにされている。

 

 

 

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機動警察パトレイバー完全設定資料集が役に立つ

2013-05-26 | 感想など

『機動警察もろもろ』という名で用語集や感想を書かせてもらっているこのブログ。

記事の正確性を保つために、TV版と後期OVAのアニメはもちろん、「機動警察パトレイバー完全設定資料集vol.1 TV版」を利用しています。

 

各登場人物のキャラクターや特車二課棟の細かな設定、各種レイバー・警察車両などのデザインや美術設定が細かく書かれております。

 

とりわけ、当ブログはパトレイバーのキャラクターの名前を書くことが多いため、漢字ではどう書くんだ?という状況が発生するわけですが、この本には大体漢字で登場人物が記入されております。

たとえば、

太田のお見合い相手の「フジイ アヤノ」さんは藤井綾乃だったり、第24話「さらば香貫花」の後藤の友人の管制官ドイガキは土井垣だったり・・・と普通の人にはどうでもいいようなことが管理人には大助かりだったりします。

 

なぜか、上海亭の店主(ウチヤマ ツトム)とその従業員(マモル)はカタカナ表記でした。なんでなの?

 

施設でいえば、特車二課棟の全景はもちろん、隊長室に電算室、そして男子トイレまで隅々まで掲載されており、パトレイバーをかなり楽しめる内容になっています。

もっぱら、この辺の情報は用語集や感想記事づくりに役立ったり役立たなかったりしております。

 

キャラクターは人だけでないのが、パトレイバーの面白さ。てなわけで、生物たちも掲載されており、特車二課第二小隊を恐怖のどん底に陥れた地下道の白いワニのうちの一匹はアケミちゃんだそうですよ。しっぽのリボンが特徴だそうです。

 

以上、このブログの参考資料のご紹介をさせていただきました。

暇なときにでもググってみてください。この本が書店で並んでいるところを見たことがないんですが、書店に並んでいることはあるんでしょうかね?

 

 

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レイバーキャリアと道路幅

2013-04-26 | 感想など

まず、タイトルを読んで「何じゃこりゃ?」と思った方。あなたは正しい。

 

レイバーキャリアといえば、イングラムなどレイバーを運ぶトレーラーのことですが、みなさんTV版を見てお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが車幅が広い。

それでいて、道路の車線をはみ出しているかといえば一部の区間や地域(四倉村)でははみ出し、走行不能になることもありますが、東京都内においては、はみ出すことはなく、難なく走行しています。

そういう光景を見て思ったんです。いったいパトレイバーの世界の道路事情はどうなっているのかと。

そういう細かくてどうでもいいような点について、ここでは書いていこうと思います。

 

 

では初めに、レイバーキャリアの車幅と日本の道路交通法による道路幅について明らかにしていきましょう。

まずレイバーキャリア(99式特型)の車幅は、5.45Mだそうです。

後藤隊長のミニパトのホンダ・トゥデイの車幅は約1.4メートルだそうですから、ミニパトの約3.8倍ということになります。

TVや後期OVAのレイバーキャリアの雄姿を見ると、たしかにトゥデイの2~3倍の幅があるように見えましたので、どうやら縮尺がきちんとしているようです。

 

では日本の道路交通法によれば、車両通行帯の幅員は三メートル以上(1車線)だそうです。

なので通常の道路(片側一車線の計2車線)の場合、路側帯や歩道を考慮せずに考えれば3M×2車線で6M。

道路交通法の第4条一項によれば「路側帯はその幅員を〇・七五メートル以上」となっていますから、左右に0.75Mを設けて1.5M。

つまり6M+1.5Mで7.5M。日本の道路って結構広いんですね。実際にはこれより狭い道は腐るほどありますが、今回はこれを基準にしましょう。

 

では、作中での道幅に関する描写をみていきましょう。 

TV版40話四倉村でのレイバーキャリア接触事故。

TV版40話「沿岸警備命令」にて、四倉村に向かうキャリアは野明の誘導を受けながら歩道・路側帯なしの片側一車線計二車線の道を道いっぱいの状態で進み、右カーブにてガードレールに接触していました。ということは四倉村に続く道の幅は、5.45M+数10センチ程度でしょう。仮に5.70Mとしても1車線2.85Mですから、日本のスタンダートなセダン、カローラアクシオの車幅の約1.7Mと比べても、十分な幅があるといってよいでしょう。

しかし、これは直線を走る場合で、カーブを回る際には大型車やトレーラーの場合大回りせざ得るを得ません。ですから、車両の左前方をぶつけたのでしょう。

 

どうやら四倉村のような田舎(もっとも日本のどこかは不明ですが)では、今現在の我々の世界とさして変わらない道路事情なようです。

 

ではほかの地方、たとえば御殿場や鬼振村にも彼らは出動しています。

そこではどうでしょうか?

TV版5話「レイバーX10」での描写を見ると、レイバーキャリアは1車線にすっぽり収まっていました(余裕はありませんが)。それを証拠に、ミニパトが2台並走できるほど道幅が広くなってました。どうやらパトレイバーの世界の静岡県は道幅がレイバーキャリア仕様なようです。

東京から御殿場ICまでの高速道路(東名高速道路だと思われる)でも、レイバーキャリアはすっぽり1車線に収まっていました。高速道路は一般道に比べ、広めに幅員をとっているそうですから、これは納得ですね。おそらくは、レイバーの移動に多くつかわれており、改修工事もしくは第二東名高速のような新規につくられた高速道路なのかもしれません。

パトレイバー、特にTV放送と後期OVAの世界は好景気な雰囲気があり、そういう可能性が大いにあります。

 

鬼振村はどうでしょう。

田んぼのあぜ道ですが、レイバーキャリアはぎりぎりですが脱輪することなく走っています。

四倉村よりも田舎な印象ですが、そこの田んぼのあぜ道はレイバーキャリア対応なようです。

これはおそらく、豊作くんのような農業用レイバーが移動することを考慮しているのでしょう。

実際、犯人のレイバーが豊作くんでした。その点を考えると、農業が盛んな田舎の方が道幅は広く取られている可能性があります。

他にも札幌にも出動しているのですが、そこではレイバーキャリアが走るシーンがないので何とも言えませんね。

 

 

一方、しょっちゅう走っている東京都内はどうでしょうか?

たいていのシーンではレイバーキャリアは1車線まるまる使用していました。

あるときは、キャリアを斜めにして、逃走車両をブロックすることもしていました(TV37話「安心売ります」)から、都内の道はかなりレイバー対応になっているようです。

これはみなさん想像がつくかと思いますが、バビロンプロジェクトでの建設需要や東京南沖大地震の被害で都内の道路や街が再整備されたなどの要因が考えられます。

 

このように、パトレイバーの世界の道路インフラは四倉村のような寒村を除けば、大まかレイバーキャリアのような大型車に十分に対応している余裕あるインフラが整っているようです。

 

このように、レイバーキャリアの車幅というマニアックな視点から世界観について考察できちゃう機動警察パトレイバー。

これは、パトレイバーの魅力であると思うのです。

汎用多足歩行型作業機械、通称レイバーという土木作業機械が普及したことで、社会インフラやライフスタイルまで変えてしまう。

レイバー産業という新たな産業分野が生まれ、それを使用し建設業界では作業方法が変わり、軍事では戦い方が変わり、農作業が変わり、犯罪の手段が変わり、警察の組織が変わり、時にあの筋の方のコレクションの対象になり、レイバー保険という新たな商品が生まれ、レイバー操縦免許が生まれるという社会の変化が見て取れる世界観の奥深さが機動警察パトレイバーの魅力でしょう。

これは、現実世界における携帯電話やインターネットの普及が新たなビジネスを生み出し、ライフスタイルにも影響を与えていることに共通しているように思う。

 

レイバー産業の新型レイバー開発競争やレイバー保険、建設現場や空港、時にTV局のスタジオで実際に作業するレイバーを描くなど、描かなくても支障がないものを描くことがパトレイバーの面白さの一つなのではないでしょうか。

これは、機動戦士ガンダム(ジオンの前線の兵士が地球は虫が多いとぼやくとか塩がないなど)や新世紀エヴァンゲリオン(第三新東京市の住民がシェルターに避難するシーンなど)に共通しているように思います。

 

 

皆さんも、パトレイバーを見るときはレイバーキャリアの車幅に注目してご覧になると面白いですよ。

 

 

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徹底討論!朝から生テレビ

2013-04-23 | パトレイバーの用語集

徹底討論!朝から生テレビとは、TV版「歌を唄ったクジラ」にて登場する架空のテレビ番組。

 

元ネタは政治討論番組の『朝まで生テレビ!』だと思われる。

東京湾に迷い込んだザトウクジラの救出活動失敗後に、田原総一郎っぽい司会者がクジラ救出活動問題について議論を持ちかけていた。

 

ついでに、『朝まで生テレビ!』はテレビ朝日で、機動警察パトレイバーのTV放送は日本テレビである。他局の番組もネタにしちゃうパトレイバーってすごい。

 

 

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南青山高校

2013-04-23 | パトレイバーの用語集

南青山高校とは、篠原遊馬の出身高校である。

 

後期OVA「雪のロンド」にてその名前が登場する。

遊馬の3年時のクラスはB組。同窓会が会費5000円で、原宿OH GODDNESSにて開催された。

もちろん架空の高校であり、おそらく元ネタはフジテレビで1989年に放送されたTVドラマ『愛しあってるかい!』。

もしかしたら遊馬の担任が日色一平や甲斐拓実たち個性豊かな先生たちだったかもしれない。

 

どこかバブルな匂いのするパトレイバーの作風をよくあらわしている。

 

 

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