ミルクレゥプのカルボナーラの逆襲2112 その時、納豆にネギも付いてほくほく

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女性ボーカル物のお勧めCDの感想+a

2009-09-06 10:21:55 | 洋楽レビュー/感想 ~2009
今回は、発売してからちょっと日数が経っている物の感想書きます。
ジャンルがそれぞれ違いますが、どれもかなり良い作品だと思います。


◆Yeah Yeah Yeahs - It's Blitz!
今までの進化系でもありますが、ダンス系にも通じる感じのエレクトロ風味が増して、
ロック色が薄れて、ポップでスタイリッシュになってますので
賛否両論ありそうですが、(特にFever to tellが好きな人は)
そこはあくまでもYeah Yeah Yeahsですから、
相変らずの微妙にエロくてセクシーな感じも残ってますし、
普通のポップというには妖しくてサイケな感じもありますので、
それが今までみたいにすぐ他のバンドと比較されたりはしないくらいの、
独特の個性になっていて、
昔からYeah Yeah Yeahsを聞いてきましたが、
この作品でYeah Yeah Yeahsは一つ上のレベルに進んだように感じました。
昔は多少ネガティブでダークな雰囲気があったんですが、今作はそれが希有で、
逆にポジティブで明るいといってもいいくらいの雰囲気を強く感じて、
絶叫はしてませんし、パワーのべクトルは違うでしょうが、
Fever to Tell時代のパワーや勢いみたいのも感じますし、
今までに無い成熟した感じのような深みも感じますし、
個人的には昔の作品とは違った意味で、この作品も名作だと思います。



◆Lenka - Lenka
スウェディッシュポップに通ずるものもあり、
素朴な感じなのですがポップで可愛くてオシャレで理屈抜きに、
とにかく聞いてて心地良い
凄いハッピーな感じで聞いてるだけで、ほくほくします。
部屋でのんびり聞いたりしても最高ですよー

Lenka - The Show

1:30のトマト可愛すぎる。


◆Florence and the Machine - Lungs
また凄い新人が出てきたもんだ!
Florence + The Machine - Rabbit Heart (Raise It Up)のPV(You tubeへのリンクです)
(※画面下の文字は右下のボタンにカーソルを当て一番上のボタンをクリックすると消えます)

大雑把に言うなら、(個人的には言い得て妙な気がしなくもないけどw)
Yeah Yeah YeahsとLily Allenを足してFleet foxesで割ったみたいな感じなんですが、
音楽性は違いますが、Bjorkを彷彿とさせるスケール感やダイナミズムがあり、
若干70年代のプログレ/サイケ風味もあり(最近で言うUSインディー系の感じ)、
古いようで新しく感じたり、新しいようで古い感じもして、
Florence and the Machineとしか言えない個性があって実に良い。
本人(Florence)が「ガレージもパンクもポップもロックもフォークもダンスも全部好きだけど、
それが別々に存在しているのは退屈だから、全部合わせてみた」的なことを言ってますし、
「ARCADE FIREを聴いて世界が変わるくらい衝撃を受けた!」と語る一方で、
「いま共演してみたいのはBeyonce」と語るなど、底が見えませんし、
これからもっと化けそうで楽しみです。

最後に興味深かったので、
Florenceの自分達の音楽に付いての話を載せておきます。
「タイトルの〈Lungs〉というのは肺。すなわち、声を出す場所よね。
そして心臓の鼓動はドラム・サウンド。
つまり、Florence and the Machineは声とドラムで初めて出来上がったもの。
the Machineはいわば肉体ね。音楽の肉体。
そして、その中心にあるのは、愛、痛み、死、人生、光なんだと思うわ」


◆Kayo Dot - Blue Lambency Downward
名前だけ知っていてCD買ってなかったんですが、先日中古で見つけて買ったのですが、
聞いてビックリデスヨ!何だコレ!
myspaceのKayo dotのページ(一曲目だけ、この作品の曲です)
巷では、エクスペリメンタル/カオティックコアと言われてますが、
その要素も多分にありますが、どちらかというとジャズ/プログレっぽいです。
Neurosisの世界観とは違う意味の、ダークでスピリチュアルな世界観を持っており、
全編に独特の緊張感があり、暗く陰鬱でありながら、美しい!
ドラムが明らかにジャズ寄りですし、トランペットの使い方も面白く、
バイオリンの響きが儚げで陰鬱で美しいし、各楽器陣の演奏も素晴らしい。
他の実験的なアーティストみたいに、聞き手を置いてけぼりにする感じがなく、
実験的でありながら、曲として成り立つギリギリのレベルで抑えてますし、
ゴシック的な美しさとはまた違う、退廃的な美と…上手く言えないやw
万人受けはしないでしょうし、普通の方にはお勧めしませんが、
プログレ/カオテックコア好きは、この独特の世界観は一聴の価値ありですよ。




◆ブエルタ話
カンチェッラーラ、またマイヨ・オロとか、わっほい!
タイムトライアルの強さは凄すぎる!
これで登りが強かったらな…
今日のステージは大会屈指の山岳ステージなんで、
本格的な総合争いが始まるわけですが、さてどうなることやら…



PS
今月号の特選街のオーディオ特集は興味深くて良かった!
オーディオ好きは買って損は無いデスヨー

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