市役所や府立医大周辺では、とっくに見ごろとなったサツキ。詩仙堂は、咲き始めた頃かな、と出かけてみた。
ここよりも、庭から嘯月楼をのぞむ場所、つまり階段両脇のサツキが早く咲く。南に面して日当たりが良いのだ。
さて、庭に下りたらどんな具合だろう。
どうやら、来週末あたりが見ごろとなりそうだ。
坐禅堂の脇では、もう、とうに終わってしまったと思っていたテッセンが。
藤棚を覆う藤の木の、根元がやけに曲がっていることに気づいた。
格子になった柵の向こうは池で、蛙の合唱が聞こえていた。
今年もやはり、袋状になったモリアオガエルの卵が、木の枝先にぶら下がっている。前に見たときほど多くはなく、2~3個程度。
さっきまで聞こえていた合唱は、いつの間にか止んでいた。この小さな池に、産卵のために集まってきた蛙は、一体どれほどいるのだろう。蛙の集団を見るのはあまり気持ちのいいものではない。幸いにも、密生する大木の葉陰が池を薄暗くしていて、柵越しに蛙は見えなかった。
今日、一番きれいに咲いていたのがコレ。南に面した階段下だった。
つつじ色、アザレアピンクの花々はいつもの色だったが、稀に植わっている朱色系、鴇色の花の色は、少し浅いように思った。
掲載写真はどれも、人が写りこまないように撮影したものだが、かなりの人数が来ていた。見ごろの時期は、撮影に苦労しそう。