京都逍遥

◇◆◇京都に暮らす大阪人、京都を歩く

詩仙堂

2013-05-23 17:01:23 | まち歩き

そろそろサツキの季節。今年も開花は遅めかな、と思いつつ、出かけてみた。

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なんと、今日は丈山忌。『京都観光Navi』ほか様々な媒体で、一般拝観休止であることを知っていたので、残念な気持ちで看板を読み直すと、「庭園のみ無料拝観」とある。元々どのように書かれていたのか、いつ訂正されたのか知る由もないが、今回、お庭は拝見できるらしい。もちろん、座敷から白砂とサツキと青紅葉を見るのに越したことはないが、サツキの様子だけでも見たい。

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竹林の間の石段を進むと、老梅関に続く数段が柵で閉ざされていた。

雨天時に庭園拝観するための小道を通って、お庭に入ることになる。

130505 通常、この小道は木戸が閉鎖され、庭側には低い柵が置かれているため、通ることができない。小道が開放される雨の日は、すれ違う人と足元に気をとられ、あちこち見る余裕がない。

南側の木々があかるい日差しを遮り、石垣に苔やシダが生えていた。

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階段の下にも、柵と立看板。

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サツキは、やっとつぼみを付け始めたばかり。とはいえ、近頃の夏日続き、いつもなら再来週まで楽しめそうだが、さて

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地面には、幾何学的な箒目が。






130527 藤棚の下から青紅葉を楽しもうと眺めると、枝先がコーラルピンク。

そうか、楓が種をつける季節だったか。

130531 しっかりと養分を蓄え、飛んで種子としての役目を果たすのは、夏から秋にかけてらしい。

種子が二つくっついてプロペラ型になっているのは、遠くまで種子を飛ばすため。

花と見紛う色に、キュートな形。楓は紅葉だけではない。

「四季の自然学習室」:http://www.sizenken.biodic.go.jp/pc/ikimono/thema/09/setsumei/momi04.html