何でもない日々

優しさの素は幸せ
幸せの素は楽しい
楽しく生きる人は優しい

恋人に会う交差点

2022-07-16 20:03:07 | 詩はあいまいな哲学
狂った季節に義務の忘却と情熱の破廉恥さ
富への渇望で若さの傲慢が前代未聞の過ち犯し

病む人が悲願を我慢するように
感じることも我慢が出来よう
それ自体が悲しみを煽り物事を覆ってしまい
親切は侮辱と秘密は企みに思われ
悲しみの終わり頃に耐え忍んでいたことを知り
それが消えかけて慰めに交換され
無関心な心安さが素直に交換される
遠慮なく不機嫌や憂鬱が交差する恋人

鈴木雅之 - 恋人~路(交差点) / THE FIRST TAKE
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虚構の光

2022-07-16 15:40:17 | 詩はあいまいな哲学
寂しくなるのが容易い私に
それがなぜか幸せとしてあるような気がする。
体言壮語から自分を守る理由は
寂しいと恋しいを同時に押し返す
手探りの言葉で
虚構の光によって私を欺く自分自身に救いがなく
なぜ私は今まで死ななかったのだろう
なぜ(続く)

酒井法子「碧いうさぎ」Music Video
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涙を拒む方式

2022-07-16 14:05:38 | 詩はあいまいな哲学
目を覚ましても夢を見直し
私達は予感するように気分で作られていて
引き留める前兆はあらゆるものに触れ
ガラスの壁のように目の前に立ちはだかるのは
自分自身の監視を怠ってしまわぬように。

あらゆるものに対する注意はあらゆるものへの恐れ
憂鬱を眠りの中に投げ捨てて不信を抱け
印象を開墾し挑戦する必要がある。

臆病であればあらゆることを解釈したがり
とりともめなく居場所を探すように浸り
無駄な兆候も続く繋がりも、断ち切れるなら
孤独はようやく閉ざされ、自らを告げ、自らに与える。

德永英明 - Rainy Blue~1997 Track~
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