天災は忘れた頃にやってくるのつぶやき ドラえもんの誕生日

週末、俺たちのNHKで「ドキュメント72時間」が始まると、ああ、今週も終わったなぁ、と思う。

それはさておき、昨夜の定点観測は、川崎の子供公園。どろんこになって遊ぶ子供たち。

のほほん系かと、ぼんやり観始めたけど、いやいや、なかなかの良作でした。


公園は公営で、誰でも入場OK、庭には手作りのウォータースライダーがあって、ちびっ子や、たまに大人も泥の水たまりにダイブする。

楽しそうですな。では終わらないのがこの番組の良いところ。そこはフリースクールみたいなものになっていて、

学校に行かない子供たちが集う場所で。

いや、そこにいる子供たちがみんなモザイク無しで出演しているのにまず驚いたのだけど、

インタビューに答える子供たちの発言が大人びていて、真っ当に、理路整然と語るのを観て感心してしまった。


とある子は、学校で同級生に罵詈雑言を吐かれ続け、「もう聞きたくないから学校に行くの止めた」と。

他の子はYoutuberをやっていて、画僧処理やネットワークの設定とか、全部独学で勉強した、「だって調べたら全部分かるから」と、

さらっと言っちゃうし、

実は、一番凄いと思ったのは、遊び方で３人の女子が揉め始めたのだけど、

一人は「こういう仕掛けで遊びたい」、もう一人は「それはやりたくない、なぜなら・・・」とその理由について説明を始める。

あらら・・・喧嘩しちゃうのかな、と思って観ていると、もう一人の子が「分かった、○○ちゃんはこうしたい、□□ちゃんはこうだから嫌なんだね」と、

２人の仲裁に入ったのだ。

で、３人でみんなが納得する遊び方を生み出すという、何ですかこのコミュニケーション能力の高さは。

そうなると、最早、「学校って、何なの？」とか思ってしまう。

で、この番組を、「学校に行ってる子」たちはどう思ってるんだろう、と。

この子たちは過去に不登校だったのではなくて、現在進行形で学校に行っていないわけで、このタイミングでテレビで堂々と物申すのが、

おばちゃん、マジでスゲーと思った週末の夜でした。