野良猫シリーズです
(過去のお写真をお借りして描いています。)
瞳に、朝日が輝いて、
うっすらとセルリアンブルーの空と 木のシルエットがわずかに写り込んでいます
言葉にならない美しさです
自然の中で生きていると、
どうしてこんなに凛々しい瞳になるのでしょう
この子は、以前、デッサン風の絵で、登場したことがありました。
その時は、小さな黒い赤ちゃんの猫を産んで、育てていました。
お乳を飲ませているところを描いたことがあります
母猫の言うことを聞かない、やんちゃな子ネコは危なっかしくて、一生懸命手を焼きながらも面倒を見るお母さんでした。
その甲斐もなく いつのまにかいなくなってしまった子猫。
そんな悲しい体験もこの子の中に蓄積されているのでしょうか。
でもそんなつらい過去の重さを感じさせることもなく、
さらりと乗り越えていく強さを持っているのかな。
たくましく常に「今」を見つめている。
語りつくせない様々な辛い体験も、自然や 取り巻く環境の厳しさも、すべて飲み込んでいくような…
野良猫を描くとき、「なんて美しい強い目をしているのだろう」と感動するのです。
尊敬すら感じてしまいます。