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酒井順子「たのしい・わるくち」

2010年10月05日 | さ行の作家

文春文庫
1999年8月 第1刷
2009年4月 第12刷
246頁


美人のわるくち
やり手のわるくち
大人のわるくち

大きく上の3つに分けて「わるくち」について具体例を挙げ、著者自身の性格分析と共に楽しく読ませてくれます

女性が多い環境にいる人など特に思い当たる事ばかりじゃないかしら


悪口の分析をしてみれば、他人の悪口とはすなわち、ひがみ・やっかみの裏返しであったり、自分の位置を確保するための手段だったり
つまり、自分の弱さが他人への悪口となって出てくるわけです

そんなことはわかってますって
でも人の悪口って止められないんだよね~
罪の無い程度の悪口なら許してくださいな
間違いなく自分も言われてるだろうし


長嶋一茂氏曰く
表面的な悪口を論理立てて、ちゃんと文章にするには、思っただけじゃだめ
「たのしい・わるくち」は視点はすごく女性的なんだけど、どこか理性が勝ってる


暇つぶしに如何でしょうか


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