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重金敦之「落語の行間 日本語の了見」

2022年05月24日 | さ行の作家


左右社
2020年11月 第1刷発行
248頁


落語に登場する、今は全くといっていいほど使われなくなった言葉、用法、故事、行事、風習、職業などについて例を挙げながらわかりやすく解説されたものです
私の周囲だけかもしれませんが、タイトルに使われている『了見』も日常ではあまり耳にしません

第一話 志ん生の「フラ」と文楽の「本寸法」
第二話 遠くて近きは男女の仲 近くて遠きは夜の火事
第三話 丁半からはんちくまで「半の字物語」
第四話 大江戸外食事情 食と酒の世界
  すし屋の符丁
  「時そば」の美食談義
  鰻屋の二階はハレの舞台だった
第五話 偉大なる「非標準語」関西弁 アホトボケの偏差値
第六話 けちん坊、あわてん坊、泥棒
第七話 耳から入る古くて新しい日本語の美学
第八話 まくらとさげ(おち)の研究

落語ばかりでなく映画やドラマ、日常会話、テレビやラジオから聞こえてくる日本語の数々にもっと耳を澄ませ聞き逃さないようにしませう
巻末に収録されている演目と語句の索引が役に立つこと間違いなしです

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