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須賀敦子「ユルスナールの靴」

2010年10月07日 | さ行の作家

河出文庫
1998年10月 初版発行
2010年3月 10刷発行
解説・多田智満子
253頁

 

フランス人作家ユルスナールの作品や生い立ちに須賀さん自身の思いを重ねたもの
とても魅力的な文章です
堀江敏幸さんや小川洋子さんに近しいものを感じます

冒頭文
きっちり足に合った靴さえあれば、じぶんはどこまでも歩いていけるはずだ
そう心のどこかで思いつづけ、完璧な靴に出会わなかった不幸をかこちながら、私はこれまで生きてきたような気がする
行きたいところ、行くべきところ、行くべきところぜんぶにじぶんが行っていないのは、あるいは行くのをあきらめたのは、すべて、じぶんの足にぴったりな靴をもたなかったせいなのだ、と


しかし
如何せん
ユルスナールという作家も作品も全く知らない自分には須賀さんの強い思いを100%感じ取ることが出来ませんでした
惜しい
残念

いつの日かユルスナールと共に再挑戦です


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