読書と映画とガーデニング

読書&映画&ガーデニング&落語&野球などなど、毎日アクティブに楽しく暮らしたいですね!

青山文平「つまをめとらば」

2023年04月07日 | あ行の作家


文藝春秋
2015年7月 第1刷発行
253頁

第154回(2016年)直木賞受賞
江戸中後期、下級武士たちの恋、友情、生活を描いた短編集です

「ひともうらやむ」「つゆかせぎ」「乳付」「ひと夏」「逢対」「つまをめとらば」

6編とも、序盤からぐいぐい引き込まれるものではありません
しかし、滲み出る味わい深さに頁を捲る手が止まりませんでした
やや物足りないと感じられるところもありますが、これが青山さんの作風と思えば良し
登場人物たちの人生模様、心の機微がきちんと描かれており読後感は大変清々しいものでした

青山さん初読み
他作品も読んでみましょう

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 柚月裕子「慈雨」 | トップ | おうち映画(海外)・トムと... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (todo23)
2023-04-07 16:16:30
青山さん、良いですよ
http://todo23.g1.xrea.com/book/wj_aoyama.html
返信する
todo23さん (こに)
2023-04-07 16:30:19
何て言うのかなぁ、青山さんのお人柄か、主人公たちが誠実で魅力的です。
江戸に生きた人々の大半はこんなだったのではないかと思えてきます。
それにしても下級武士の辛さといったら…( ;∀;)
返信する

コメントを投稿

あ行の作家」カテゴリの最新記事