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髙森美由紀「みさと町立図書館分館」

2018年04月03日 | た行の作家

 

産業編集センター
2017年 10月 第1刷発行
329頁

 

 

主人公は、みさと町立図書館分館に勤める遥・33歳独身
契約社員として勤め始めて3年になります
2年前に母が亡くなり実家で父と2人暮らし
母が亡くなった後、暫くぼんやりしていた父でしたが、今は立ち直り家事一般担当、遥の弁当も作ってくれています
同じ分館に勤務するのは、役場職員から異動になって2年ほどの20代後半・岡部さんと、司書資格保有者である30代半ばの・香山さんの2人
小さな町の図書館分館での日々、父や岡部さん、みさと町の住人とのあれこれを描きます

 

遥さん、33歳にしては幼稚、大人になりきれていない、自己反省の言葉は多いもののその先が見えてこない
父親も優しさはわかるけれど成熟していない
岡部さんとのエピソードの結末は唐突過ぎてついていけない
“みさと町”の日常が自分の暮らす場所と違いすぎるのか?

図書館分館で起こるトラブルの多さには驚き
日頃、図書館に行っても学習室を使うくらいの自分は目にしないことばかりです
現実はそんなものなのでしょうか?

 

献本プレゼントで頂いた本です
頂いておいて文句ばかりはアレなのですが嘘も書けませんので正直に…
こんな本を出版していては日本文学界の将来は明るくない…

 


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