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TV(BS・CS)で観た映画(日本)を5本

2018年01月14日 | 映画(国内)

 

 

 

 

「東京タワー」
2004年 

原作・江國香織

2組の大学生と年上の人妻との恋愛模様を描きます
1組は黒木瞳と岡田准一、もう1組は寺島しのぶと松本潤
黒木瞳さんはキライだけど、寺島しのぶさんは好きだし、若い頃の岡田君や松潤の演技が観たかったので鑑賞
寺島しのぶ組の圧勝でした
黒木瞳組は現実離れし過ぎではないかしら
でもラスト、パリで再会した二人が唇を重ねるシーンに流れる山下達郎『FOREVER MINE』が見事ドンピシャで最後の最後に忘れられない作品となりました(苦笑)

 

 

 

 

 

「麦秋」
1951年 

北鎌倉に暮らす間宮一家
両親(菅井一郎、東山千栄子)、息子夫婦(笠智衆、三宅邦子)と二人の男子、娘(原節子)の7人家族
物語は20代も後半になるのに結婚する気のない娘を中心に間宮家の何気ない日常を温かい目線で描きます
全体に人々が今より本音で生きているように感じられました
原節子さん、友人役の淡島千景さんの美しさに見とれ
杉村春子さんはやっぱり芸達者
プチ家出をした息子夫婦の二人の男の子が鎌倉の海に向かって「バカヤロー」を叫ぶシーンに森田健作主演のTVドラマ『おれは男だ!』を思い出しました
男の子は海に向かって叫びたくなるものなのでしょうか???
まだ、人の心に戦争の傷跡が残っている時代、人の優しさが心に沁みる映画でした
モノクロなのですがラストの麦畑の映像が印象に残りました
タイトルも素敵です

 

 

 

 

 

「パパのお弁当は世界一」
2017年 

高校生の娘のため、毎日弁当を作り続けた父親と娘の実話を元にした映画です
一生懸命お弁当を作ってくれる父親に対し、感謝の気持ちの無い娘にイライラしながらの観賞
自分の彼氏の為に、友人用と嘘をついてもうひとつお弁当を作って欲しいと頼むズルさに、途中で観るのを止めようかと思ったくらいでした
実際には、その辺り、父と娘の間に様々あったことでしょう
もっと細かい心理描写が欲しかったです
結局は彼氏に裏切られる娘、そこだけは同情しました
誰もが一度は踏む蹉跌ですが乗り越えていけるはず
パパは全面的にあなたの味方なのだから
高校を卒業し、大学生になったあなた、少しは大人になれたかな

 

 

 

 

「杉原千畝 スギハラチウネ」
2015年 

第二次大戦時、ナチスに迫害されたユダヤ難民に日本通過のビザを発給して救いの手を差し伸べ、日本のシンドラーとも呼ばれた外交官・杉原千畝の半生を描きます
杉原千畝に関しては、出身が岐阜で、手が痛くなっても何千枚ものビザを発給し続けた、程度しか知らず、諜報外交官であったこと、リトアニア以前にヨーロッパ各国に駐在していたこと、若いころから「世界を変えたい」という信念の元に仕事をしていたこと、など新たに知った事実に驚きでした
ビザ発給の美談話だけに終わらず、真珠湾攻撃以前からの時代背景も詳しく描かれていたので解りやすかったです
千畝役の唐沢寿明さん、抑えた演技が良かったです

 

 

 

 

「合葬」
2015年 

原作・杉浦日向子

江戸幕府解体に反対する彰義隊に加わった若者たちの数奇な運命を描きます
原作のコミックに留めておけばよかったかも
杉浦さんの世界観は実写にはどうなのでしょうね
柳樂優弥さんは悪くなかったですが瀬戸康史さん、オダギリジョーさん、門脇麦さんは無理があったかなぁ

 

 


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