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おうち映画(海外)を5本

2019年06月30日 | 映画(海外)

 

「君はひとりじゃない」
原題 CIALO
英題 BODY
2015年 ポーランド
【ムービープラス】 

病気で母を亡くした娘・アンナ(マヤ・オスタシェフスカ)と検察官の父・ヤヌシュ(ヤヌシュ・ガヨス)
心身を病んだアンナは摂食障害となり、喪失感を拭えないヤヌシュは検察官として立つ現場で人の死に何も感じなくなっていました
深い溝ができてしまった父と娘は互いを傷つけあう毎日です
日に日に痩せていき、何度か自宅トイレで倒れているアンナを見かねたヤヌシュは彼女を入院させセラピストの元でリハビリさせます 

オカルトが少し入ったブラックコメディ
セラピストは霊と交信できるらしいし、ヤヌシュが関わった死体が次にはまだ生きていて歩きだしたりします

肉体とは?
肉体以外の存在とは?

ラストには父と娘は心を開き歩み寄ることが出来たようです
二人の控え目な笑顔がいい感じでした

一風変わった方法で父と娘の再生を描いた作品で、人によっては退屈で何が言いたいの?な作品かもしれませんが私は好みでした

 

 

 

 

「アナライズ・ミー」
原題 ANALYZE THIS
1999年 アメリカ、オーストラリア
【シネフィルWOWOW】 

敵対する相手や裏切った部下を撃つことが出来なくなり、ノイローゼ気味のマフィアのボス(ロバート・デ・ニーロ)と、強引に彼の主治医にされた精神科医(ビリー・クリスタル)の奇妙な友情を描きます

ロバート・デ・ニーロがいかにもボスらしい面と精神科医にすがる弱い面とを上手く演じ分けていて可愛らしいです
ビリー・クリスタルも強引さに振り回されながらも医者としての責任感から最後には体調不良のボスの代理でマフィアの会合にまで出て演説をぶつなど面白かったです

しかし、コメディと呼ぶにはやや物足りなく佳作といったところでしょうか
悪くはなかったですヨ
マフィアのボスはやはり“悪”なわけで刑務所に収監されますしネ

 

 

 

 

「人生はシネマティック!」
原題 THEIR FINEST
2016年 イギリス
【スターチャンネル BS10】 

第2次世界大戦中のイギリス・ロンドンで映画製作に情熱を注ぐ人々を描いたヒューマンドラマ
1940年、コピーライターの秘書として働くカトリン(ジェマ・アータートン)
人手不足のため、彼女が代わりに書いたコピーが情報省映画局の特別顧問・バックリー(サム・クラフリン)の目に留まり、ダンケルクでドイツ軍の包囲から兵士を救出した姉妹の感動秘話を映画化する脚本チームに加わることになります
戦時下に国民を鼓舞する目的の映画製作には、ベテラン俳優(ビル・ナイ)の我儘や政府と軍による検閲や横やりが入るなどトラブル続きですが、少しでも良い作品をと願うカトリンらの奔走もあってようやく撮影も大詰めを迎えるところまできます
恋人の裏切りを乗り越え、仕事も私生活も前に進もう、というところで訪れるまさかの展開
それでもなお心を奮い立たせて映画製作に打ち込む彼女の姿に映画への深い愛を見た思いがします 

初めのうちは我儘ばかりだったベテラン俳優=ビル・ナイがカトリンの技量を認め頼りにする姿がとても微笑ましかったです
彼も、自分の立場を理解し、演じられる役柄の幅が広がったのは良かったです♪

 

 

 

 

「サイレント・ボイス 愛を虹にのせて」
原題 AMAZING GRACE AND CHUCK
1987年 アメリカ
【スターチャンネル BS10】 

リトルリーグのエースピッチャー・チャック(ジョシュア・ゼルキー)が、父親の伝手で核ミサイルを見学して、その恐ろしさに愕然とし、地球上から核が無くなるまで、口をきかないこと、野球をしないこと、にします
これが新聞に取り上げられ、賛同した一流のプロバスケットボール選手・アメイジング(アレックス・イングリッシュ)がやってきたことからチャックの反核運動はさらに広まっていくのでした
裏で動く武器商人の邪魔が入りますが、アメリカ大統領(グレゴリー・ペック)とソヴィエト連邦書記長は即時核全面撤廃を決定します
しばらく後、ピッチャーマウンドに立つチャックを応援する観客席の中には一緒に核廃絶運動をした仲間や大統領、書記長の姿もありました 

理想ではありますが、かなり強引で無理があるように思いました

 

 

 

「クーパー家の晩さん会」
原題 LOVE THE COOPERS
2015年 アメリカ
【Netflix】 

それぞれが秘密を持つ4世代11人のクーパー一族が一堂に会したクリスマスパーティでの顛末を笑いと涙を交えて描いた群像劇
離婚を決めている父と母(ジョン・グッドマン、ダイアン・キートン)
不倫をごまかすため空港で出会ったばかりの男を恋人として同伴する娘(オリビア・ワイルド)
失業したことを言い出せない息子(エド・ヘルムズ)
クリスマスプレゼントを万引きして逮捕されてしまう叔母(マリサ・トメイ)
などなど
祖父(アラン・アーキン)の心臓発作をきっかけにそれぞれの嘘が次々とばれていきます

アメリカ人のクリスマスという特別な日への思いは私にはよく分りません
そんな不都合を抱えているのなら集まらなくてもよいのに、と思ってしまいました

アメリカ映画らしい作品以上でも以下でもない
それだけでした

 

 

 

 


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