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オグ・マンディーノ「十二番目の天使」

2011年11月03日 | 海外の作家

 

訳・坂本貢一
2001年4月 初版
2006年12月 第37刷
263頁


妻と幼い息子を突然の交通事故で失った地元の名士、ジョン・ハーディング
何をする気も起きず、人との関わりを避け、拳銃自殺を考える毎日
そんな彼に友人が声をかける
リトルリーグチーム、エンジェルズの監督になってくれないか

野球少年だった昔を思い出し引き受けることにしたジョン
エンジェルスのメンバーの一人、身体は小さいし守備も打撃ももうひとつだけれど頑張り屋のティモシーとの関わりが悲しみに沈んでいたジョンに変化をもたらします

ティモシーの言葉
Never, never give up!
Day by day in every way, I am getting better and better!

ぼくは絶対、絶対、諦めない!
今日のぼくは昨日のぼくよりずっと良くなっている!


帯にあるほどの感動はなく、涙も出ませんでしたが、ティモシーが繰り返しジョンに語った言葉以外にも人生哲学書作家であるマンディーノらしい言葉が数多く出てきて、知らず知らずのうちに読者も励まされ元気づけられているのに気づきます

物語も上手く作られていると思います
だって、ティモシーがあんなことに…


人生とは、自分に与えられているものがどんなものであれ、それを用いて精一杯生きるためのものである
天使たちは様々な形で常に私たちの周囲に存在すること、そして、それを認識することで、私たちはより強く、より前向きに生きられるようになる

ジョンにとってティモシーはチームの選手というだけでなく希望と勇気の天使だったのです

 

 


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