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レイ・ブラッドベリ「猫のパジャマ」

2019年07月23日 | 海外の作家

訳・中村融
河出文庫
2014年 1月 初版発行
331頁 

 

映画「マイ・ブックショップ」を観て興味が湧いた作品
1946年から52年にかけて書かれた旧作と2003年から04年にかけて書かれた新作が半々、計21の作品が収録されています
序文冒頭の訳注によれば「猫のパジャマは、すばらしい人/ものを意味する俗語」とのこと

 

表題作「猫のパジャマ」
捨てられた仔猫をめぐる見知らぬ男女の出逢いを描くラブストーリー
最後の一行にやられました!

 

ファンタジー、SF、人種差別、男女の心理戦、様々な色合いの作品群で厭きずに読めます

 

単行本版訳者あとがきの「ロバート・A・ハインラインの家で開かれていた創作合評会に20歳そこそこのブラッドベリも参加を許されていたが、騒々しくて厚かましいのでハインライン夫人に嫌われていた」には笑っちゃいました


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