「心惑いて行く先は」
原題 JAOON KAHAN BATA AE DIL
英題 LOVE FUCKED
2018年 インド
【Netflix】
熱気あふれるムンバイの街角で終わらない口論を繰り返す恋人たち
限界まで張り詰めた糸が切れた時、2人の間に存在したはずの愛はどこに向かうのか
狭い世界で自分が王様であるかのような屁理屈ばかりの男と、反感を持ちながらも言いくるめられ引きずられる女
レベルの低い人間同士、繰り返される口論のワンカットの長さにははじめのうちは感心するもののウンザリするばかりでした
歌と踊りは最後に少し
「ほら、映画を止めて」で終わります
一体何が言いたかったのでしょう
素人が実験として制作した作品のようでした
「ひとときの栄光」
原題 UNCERTAIN GLORY
2017年 スペイン
【Netflix】
世間のことに無関心で孤独なスペインの軍人ルイス(マルセル・ボラス)
妻ジュリ(ウリオール・プラ)と子を家に残し戦地で独り暮らしていて、たまに訪ねてくる親友トリニ(ブルーナ・クシ)との会話が唯一の息抜きになっています
ある日、カラン(ニュリア・プリムス)という女性に出会い激しい恋慕の情を抱きます
カランは下賤の生まれですが地主の子を産んでおり、地主夫妻が死んだ後、屋敷の主として、地域のリーダーとしての地位を築きつつありました
彼女は権力を手にするためだけに生きておりルイスもトリニも上手く利用されてしまいます
妻・ジュリへの背信行為に苦しむルイス
ジュリへの思いを隠しながらルイスを守ろうとするトリニ
過去を切り捨て子供と共に強く生きようとするカラン
テーマは戦争と人
スペイン内戦が引き起こした悲劇、恐怖、兵士たちや民間人の様子などが色濃く描かれており記憶に残るシーンが多かったです
「もう終わりにしよう」
原題 I’M THINKING OF ENDING THINGS
2020年 アメリカ
【Netflix】
原作 イアン・リード
恋人ジェイク(ジェシー・プレモンス)との関係を終わらせようと考えながらも彼の実家を訪れることになったルーシー(ジェシー・バックリー)
雪が降りしきる中、2人はドライブを続けジェイクの両親(トニ・コレット、デヴィッド・シューリス)が暮らす農場に到着します
両親から歓迎されるルーシーでしたがどこか奇妙な雰囲気に戸惑いを隠せません
その後も、ルーシーのスマホにルーシーから着信がある、さっきまで元気だった母親が死の床にある、など不可解な出来事が次々起こります
自分にアメリカ映画や文学の知識が足りずジェイクとルーシーの会話劇をほとんど楽しめなかったは残念でした
しかし、何ともいえぬ気味悪さ、徐々に追い詰められていく恐怖と、意外な展開、そこに数多く仕掛けられた伏線が面白かったです
タイトル通り、もう終わりにして!でした
「Be With You~いま、会いにゆきます」
原題 BE WITH YOU
2018年 韓国
【ムービープラス】
原作 市川卓司
2004年、竹内結子&中村獅童で公開された日本映画のリメイク
美しい妻スア(ソン・イエジン)は夫のウジン(ソ・ジソブ)に「雨の日に戻る」と言い残して亡くなってしまいます
それから1年後の梅雨入りの頃、約束通りスアは昔と変わらぬ姿でウジンの前に現れますが、彼女の記憶は全て失われていました
けれどウジンは自分や息子のことを思い出せなくても彼女が傍にいるだけで幸せでした
原作は未読、日本版も観ていないので真っ新な状態で鑑賞
分かりやすいストーリーです
スアは雨の季節が終わったらまた家族の元から去らねばならない運命にあって…
いや~泣きました
人生は一度だけ
迷わず愛する人の胸に飛び込んでいかなくちゃね!
竹内結子さんがご出演された日本版を観ようと思っていた矢先の訃報に驚愕
アマゾンプライムのウォッチリストに入れてあるのですけど、観られずにいます…
竹内さんのご冥福をお祈りいたします
「ワタシが私を見つけるまで」
原題 HOW TO BE SINGLE
2016年 アメリカ
【Netflix】
原作 リズ・タシーロ
ニューヨークで暮らす4人の独身女性の日常を赤裸々につづったラブコメディ
これまで一度も彼氏が途切れたことのないアリス(ダコタ・ジョンソン)は自分を見つめ直すべく同棲中の恋人と距離を置くことを決め、ニューヨークで暮らす産婦人科医の姉・メグ(レスリー・マン)の家に転がり込みます
アリスが就職した法律事務所のロビン(レベル・ウィルソン)は毎日のように違う男性と一夜限りの関係を楽しんでいます
また、ロビンが通うバーの上で暮らすルーシー(アリソン・ブリー)は結婚願望が強く、サイトでの婚活に明け暮れていました
お一人様女性たちが運命の相手を見つけてハッピーエンドかと思いきや
なかなかに奥の深い内容でした
4人の中で一番意外性のありそうなロビンがどうするのか興味津々でしたが、やっぱりロビンらしい生き方を続けるみたいでした
ニューヨークの街並みやインテリアも素敵です
そして、何より、スタイル抜群のダコタ・ジョンソンのファッション、立ち居振る舞いが女性であるワタクシにもよい目の保養になりました
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