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中山可穂「ダンシング玉入れ」

2023年12月27日 | な行の作家


河出書房新社
2022年5月 初版発行
207頁

宝塚シリーズのスピンオフ作品

孤高の殺し屋コリオレイナスに新たな依頼が届く
ターゲットは宝塚歌劇団月組のトップスター・三日月傑
ヅカオタの協力員ハーミアとともに三日月の命をつけ狙うのですが
果たしてコリオレイナスは任務を完遂できるのでしょうか

まずは相手を知ることから始めよう、ということでハーミアの薫陶を受けたコリオレイナスはあろうことかヅカ沼にはまってしまい、三日月傑の熱烈なファンになってしまいます
当然、任務に支障が出てきて…

依頼人が誰なのか、もしかして?の通りだったのは少々残念でしたがコリオレイナスの心情を思うに悲し過ぎました
ラストも…

宝塚xノワール=コメディ!?
中山可穂さんの特徴であるドロドロしたところがほとんどなくテンポ良くサクサク読めました

とにかく中山可穂さんのヅカオタぶりが半端ないです
ハーミアの知識などは資料集めの必要もなくサラサラと書けたのではないでしょうか

ダンシング玉入れとは何ぞや?
調べましたら、玉入れの合間にダンスを挟む競技で全国の幼稚園から小中学校まで運動会に取り入れられているそうです
そして宝塚では10年に一度開催される大運動会で見られるとのこと
2014年、100周年記念時の動画を見ましたが、楽しそう!
作者あとがきによれば2024年に開催予定の110周年の運動会は大阪城ホールとのこと
生で見たいけれどチケットを取れるわけがありません
てか、現状、開催されるのかどうかも怪しいですよね


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