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おうち映画(海外)を5本

2020年07月12日 | 映画(海外)
「テルマ」
原題 THELMA
2017年 ノルウェー、フランス、デンマーク、スウェーデン
【ムービープラス】

ノルウェーの片田舎で信心深く厳格な両親に育てられたテルマ(エイリー・ハーボー)には何故か少女の頃の記憶が抜け落ちていました
大学生になり都会に出て同級生の女性アンニャ(カヤ・ウィルキンス)と初めての恋を経験したことをきっかけに恐るべき秘密が明らかになっていきます

テルマの持つ魔力ともいえる不思議な力が幼い頃に家族に悲劇をもたらし、医師である父親が強い薬を処方してその力を封じ込めていたのです
恋をしたことでその力が開放されテルマは自由を得たのですが…
北欧特有の美しい作品ですがじんわりと怖い映画でした
好みです^^
      



「ザ・スクエア 思いやりの聖域」
原題 THE SQUARE
2017年 スウェーデン、ドイツ、フランス、デンマーク
【ムービープラス】

美術館の敏腕キュレーター・クリスティアン(グレス・バング)が遭遇するさまざまなトラブルを通して、他者への無関心や欺瞞、階層間の断絶といった現代社会の問題を辛辣な笑いと共に焙り出します

出勤途中、困っている人を助けようとしたら逆にスマホと財布を盗まれてしまうクリスティアン
スマホの位置情報から犯人の居場所を突き止めたところまでは良かったのですが、その後の愚かな行動により予想外の状況に陥ってしまいます

トラブルは自らが招き入れたものなのに、どうしてそこに気づかないのでしょう
自分が助けを求めた時に強者側の人は誰も手を差し伸べてくれなかったのに、自分が弱者にひどい偏見を持っていることに何故気づかないのでしょう
どうしてもっと早く、もっと深く謝罪しなかったのでしょう

第三者の目で観ればクリスティアンの矛盾や傲慢にすぐ気づきますが、実際もし自分がクリスティアンだったらどうするか
本音と建て前で生きている日常においてものすごく居心地の悪くなる作品でした

この映画を観てから、町でテスラを見かけると運転者はクリスティアンのような愚かしい人間かと、ふと思ってしまいます(*_*;
そう思う自分が愚かなのですが…
      



「チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛」
原題 TULIP FEVER
2017年 アメリカ、イギリス
【ムービープラス】

17世紀のオランダ
チューリップの球根ひとつが邸宅一軒の価値になったという世界最古の経済バブル「チューリップバブル」を背景に香辛料を扱う豪商・コルネリス(クリストフ・ヴァルツ)の若く美しい妻・ソフィア(アリシア・ビカンダー)と、無名の青年画家・ヤン(デイン・デハーン)の許されざる愛の行方を描きます

修道院育ちだったソフィアを妻に迎えたコルネリスはソフィアへの思いやりを忘れない優しい人間なのですが、親子ほども年が離れているのと、男子をもうけることを第一に望まれる生活には息苦しさもあったようで、夫婦の肖像画を描きにきたヤンと初めて会った時から激しい恋に落ちてしまい、ヤンは2人で遠くへ逃げる資金にとチューリップの球根に全財産を投資します
しかし、一瞬にして球根の相場が暴落
ヤンは借金取りに囲まれソフィアと逃げる段取りが崩れてしまいます

悲劇と喜劇がうまい具合に描かれていて面白かったですが、全体に焦点がぼやけているような感じがして残念
コルネリス、ソフィア、ヤン、コルネリス家の家政婦だったマリア
それぞれに幸せな未来があったら良いのですが

投機は怖い…(‘_’)
      




「ビューティフル・デイ」
原題 YOU WERE NEVER REALLY HERE
2017年 イギリス
【ムービープラス】

元軍人で暴力を恐れないジョー(ホアキン・フェニックス)は行方不明になった少女たちを捜した報酬で生計を立てる一方で殺し屋の顔も持っていました
年老いた母(ジュディス・ロバーツ)と暮らしている彼の元に政治家の娘ニーナ(エカテリーナ・サムソノフ)を捜して欲しいという依頼が舞い込みます
しかし、見つけ出したニーナは感情が失われていてまるで人形のようで、ジョーの目の前で再び何者かに攫われてしまいます

ホアキン観たさに鑑賞しました

ジョーは幼い頃父親から受けた暴力がトラウマになっており、時々フラッシュバックする幼い頃の情景に苦しんでいます
ジョーもニーナも過去の記憶から逃れられないでいたのが、ニーナはちゃんと自力で自らを助け出すことが出来ました
ジョー、頑張って!と言いたくなるラスト
衝撃的なシーンの後、ホアキンがすごく可愛く見えました♪

ホアキン・フェニックス、もっとスリムになって欲しいワ
      



「レインメーカー」
原題 THE RAINMAKER
1997年 アメリカ
【シネフィルWOWOW】

理想に燃える若き法学部卒業生ルーディ(マット・デイモン)
弁護士事務所に就職しますが、現実は彼が抱いていた理想とは大きくかけ離れており、社会的に弱い立場の依頼人が救われない世界でした

レインメーカーとは金を雨に例え、雨が降るように大金を稼ぐ弁護士を意味するそうです

ルーディの出世物語と思いきや
彼はレインメーカーにはならないのですね、これが
息子に遺産を狙われている大家の老女に知恵を授け、夫のDVに苦しむ女性を救い、病気で亡くなった青年のため保険会社を相手に法廷で闘います
最後には自分は弁護士を辞めて、弁護士を目指す若者たちに教える側になるのですが、マット・デイモンにピッタリの役で気持ちの良い映画でした
忘れてならないのがルーディーの相棒デック(ダニー・グローバー)です
ズルいこともしますが憎めないキャラでいい味出してます
      




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2 コメント

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チューリップ フィーバー (しずく)
2020-07-14 17:22:05
1年前に観ました。
>悲劇と喜劇がうまい具合に描かれていて面白かったですが、全体に焦点がぼやけているような感じがして残念

何となくその感じわかります。
私の感想をURLに貼り付けています。
良かったらお暇な時にどうぞ!


返信する
しずくさん (こに)
2020-07-15 08:20:31
お邪魔してきました♪
で、結局2人はどうなるのでしょう…ね。
熱は冷めたのでしょうか((+_+))
返信する

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